【新・チャイエス店外日記】風俗稼業を引退し豊胸バッグも取り出して日本を去る決意をした美人チャイエス嬢の話。

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【新・チャイエス店外日記】風俗稼業を引退し豊胸バッグも取り出して日本を去る決意をした美人チャイエス嬢の話。

「チャイエス店外日記」

チャイエス・アジアンエステ

なかぞの 0 994 2023/05/02

『なかぞの』シリーズ連載

チャイエス店外日記

この3年間のコロナ渦で、たくさんの中国エステが廃業しました。働いていた女性たちの多くも帰国してしまい、そのまま日本に戻ってこなくなった女性もいました。

私とは10年以上の付き合いだったチャイエス嬢のリンさん(仮名)もそのひとりで、風俗稼業から完全に足を洗い、もう二度と日本には戻らないと決意し、中国へと帰って行きました。
※リンさんについてはこちらのコラムをご覧ください↓

【チャイエス店外日記】中国人エステ嬢と店外デートをしてみてわかったこと

ストーカー被害に遭っていた中国人エステ嬢

これまでに会った中国人エステ嬢の中でも、リンさんはとくに美人でした。小顔でスラっとした体型で、Dカップのバスト、きれいなヒップラインと美脚の持ち主でした。例えるなら、モデルで女優の香里奈みたいな雰囲気の、どことなくハーフっぽい顔立ちの美人です。

当時、彼女は中国エステの本番店で働いていたのですが、指名率も良く、なかなか予約が取れないときもありました。彼女のためにチップをはずんだり、プレゼント持って来る客も多くいて、かなりチヤホヤされていたようです。

しかし善良な客ばかりとはかぎりません。中には嫌がらせをしたり迷惑行為をはたらく客もいます。そんなたちの悪い客のひとりから、リンさんはストーカー被害に遭っていたことがあったのです。

ストーカー男とのあいだでひと悶着あったものの、幸い事態は収束しました。しかし彼女は精神的にかなり参ってしまったようで、「わたし疲れた」とか「もう中国に帰る。日本には戻らない」などと口にするようになり、店にも出勤しなくなってしまいました。

それからまもなくして、彼女は中国へ帰ったのですが、実家でゆっくり休養して元気を取り戻したようで、1年後、再び日本へ戻ってきたのでした。

ただ、中国エステには月に1~2回不定期で出勤するだけで、あとはビジネスホテルでベッドメイクの仕事をしながら生活していました。

彼女がそんな生活を送るようになって2年が経ったとき、世界中を巻き込む未曽有のコロナ騒ぎが起きたのです。

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夢果つる時

未知のウイルスが世界中を混乱に陥れるなど、まだ誰も想像すらしていなかった2019年の年明け。私は4年ぶりにリンさんと会うことになりました。

お互い会わないあいだもLINEやWeChatで連絡を取り合ってはいましたが、実際に会うとやはり懐かしさが込み上げてきました。

初めて出会ったときと比べると、彼女もだいぶ年を取ったようでしたが、相変わらず美人で、体形も以前とほとんど変わっていないように見えました。

このとき彼女は、何年先になるかわからないけど自分で喫茶店を始めたいと思っているのだと、私に言いました。

「わたし、もうおばさんだから風俗はできない、しんどい」というリンさん。彼女は子供の頃から喫茶店を経営するのが夢だったそうで、それを日本で実現したいのだと言いました。

すでに細かい事業計画まで立てていて、食事をしながらそれを私に話して聞かせてくれたのでした。

そのあと彼女のマンションへ行って飲みなおしました。お互いすっかりリラックスモードになっていて、体を寄せ合うと、どちらからともなくキスをしていました。

「今日はわたし生理だから、セックスはできない。ごめんね」

リンさんは私の下半身に手を伸ばすと、「口でしてあげる。それで我慢して」と言いました。

彼女のフェラチオはすごく気持ちよくて、すぐに発射してしまいそうになりました。私はたまらなくなり、彼女の体をソファーの上に押し倒すと、セーターをまくり上げブラジャーを剥ぎ取り、ふっくらと盛り上がった乳房にむしゃぶりついていきました。

「あーん、ダメよ。わたしもうおばさんだから、恥ずかしい」と言って体をくねらせるリンさん。

彼女はセーターの裾を直すと、フル勃起した私のイチモツをつかみ、手コキを始めました。ほとんど興奮度MAXに達していた私は、あっというまにフィニッシュしてしまいました。


あの夜から1年が経った頃、世界中は新型コロナウイルスの脅威に怯え、マスク生活と外出自粛を余儀なくされる状況に陥っていました。

そんなさなかにリンさんの母親が急病で倒れ、彼女は急いで帰国することになったようです。

「わたし、もう風俗の仕事は完全に辞める。日本にも戻らないかもしれない」

リンさんはWeChatでそう話していました。喫茶店の開業もあきらめると言いました。

豊胸バッグを取り出したら

母親の看病や入国制限の問題などもあって、リンさんは約2年間、日本を離れていました。もうこのまま会えなくなるのかもしれないと考えていた私は、彼女からの突然の電話に驚きました。2022年の12月のことでした。

彼女の誕生日が近かったので、WeChatでメッセージを送ってあげようと思っていたところ、意外なかたちで彼女と再会を果たすことになったのです。

じつは、リンさんは2週間以上も前に日本へ再入国していたそうで、色々と清算すべきこと(日本人の夫との離婚手続きや仕事関係のことなど)をやり終えたあと、中国へ帰国する2日前に電話をかけてきたのでした。

翌日、私は彼女が宿泊しているホテルへ向かいました。ドアを開けて出迎えてくれた彼女は、なぜか体に毛布を巻き付けていました。

「ふふふっ、裸で寝てたから。ちょっと待ってて」

そう言うと、ベッドへ行き、布団をかぶってモゾモゾと服を着始めました。

セーターを着て布団の中から出てきたリンさん。しかし下半身のほうはえんじ色のショーツ1枚という姿で、セーターの裾を引っ張ってなんとか隠そうとしていました。

その姿に思わずムラムラしてきた私は、久々の再会ということもあって、彼女の体にむしゃぶりついていってしまいました。

「あーん、ダメ。わたしもうおばさんだから恥ずかしい」と言って体をくねらせるリンさん。

恥ずかしいならなんでこんな格好してるんだと思いながら、私は彼女をベッドの上に押し倒しました。

セーターをまくり上げ、彼女の豊満なオッパイを鷲掴みしようと……あれ?
私は目が点になってしまいました。

あるはずの豊満なオッパイがなくなっていたのです。私はとっさに状況が飲み込めず、その場でフリーズしてしまいました。

「わたし、おっぱい取った」ちょっと恥ずかしそうな顔で言うリンさん。
「へっ?」素っ頓狂な声を上げた私。

「わたしもう風俗の仕事しないから、大きいオッパイいらない」
「へえぇっ!」

リンさんは日本へ一時帰国する前に、豊胸用のシリコンバッグを取り出す手術を受けていたのでした。

呆気にとられる私を見て可笑しそうに笑う彼女。Dカップあった豊満な胸はすっかりしぼんでしまっていて、B~Aカップくらいの大きさになっていました。

「取ったばかりのときはシワシワになってたけど、だいぶなおってきた」

彼女が豊胸手術をしていたことは以前から気づいていましたが、私のほうからそのことに触れたことはありませんでしたし(言わないほうがいいのかなと思っていました)、彼女が自分からカミングアウトすることもありませんでした。

「まだちょっと痕が残ってるけど」

彼女が胸を指でつまんで見せてくれました。たしかに、両方の乳房の下に切開した傷跡が、はっきりとわかるくらいに残っていました。

豊胸手術をするときは腋の下を少しだけ切開してシリコンバッグを入れるそうなのですが、取り出すときは腋の下から引っ張り出すことはできないそうで、乳房の下をけっこう大きめに切開して取り出すのだと、リンさんは説明してくれました。

想定外の出来事のおかげで、さっきまでの興奮はすっかり冷めてしまい、フル勃起していたイチモツも平常時以上にしぼんでしまっていました。

しかし、おとなしくなっていたのも束の間、彼女のセーターの裾からときおりチラ見えするえんじ色のショーツと綺麗な脚を見ているうち、またしてもムラムラしてきて、私は彼女の上に覆いかぶさっていきました

「あーん、ダメよ。わたし恥ずかしい」

セーターをまくり上げると、腕を組んで胸を隠そうとするリンさん。

私の中には以前の張りのあったオッパイのイメージしかなかったので、小さくなった彼女の胸は少し垂れ気味のようにも見えましたが、冷静に考えると、こっちが普通なのだと思えてきました。

傷跡にちょっとためらいながら彼女の胸を鷲掴みしました。ぷにゅっとしたやわらかい感触に新鮮味を覚えました。弾力のある大きなオッパイもなかなか魅力的ではありましたが、小さくてもやはりこっちのほうがいいなと、私は思いました。

「あんっ」

舌を使って乳首を転がすと、彼女が甲高い声を上げました。私は片方の手を彼女の下半身へと伸ばし、ショーツの上から股間のワレメのあたりに指を這わせました。

「あっ、ダメっ…あぁっ」

腰をくねらす彼女。私はショーツの中に手を入れました。やわらかい陰毛の奥の少し湿り気を帯びた感触が伝わってきました。

「わたし、シャワー浴びたい」

私の耳元で彼女がささやくように言いました。

別れを惜しんで中出しセックス

先にシャワーを終えてベッドに入っていた彼女の体に、私はむしゃぶりついていきました。バスタオルを剥ぎ取り、胸に顔をうずめました。

リンさんはもともとスラっとしたモデル体型なので、胸が小さくなってもまったく違和感がありませんでした。むしろ最初からこっちのほうがよかったのではないかと私は思いました。

「あっ、あっ、あぁんっ…」

舌で乳首を転がすと、気持ちよさそうな声を漏らし始めた彼女。徐々に速度を上げ、角度を変えながら乳首を責め続けると、彼女は上半身をのけ反らすようにして喘ぎ始めました。

「すごい気持ちいい。胸でこんなに感じたの久しぶり」

もしかすると、豊胸バッグを取り出したことで感度がよくなったのではないかと、私は思ってしまいました。

「入れてほしい」
「え、もう入れていいの?」
「うん。わたし気持ちよくなってきたから、入れて」

私がバッグからコンドームを取り出そうとすると、「それ、いらない」と彼女が言いました。

「わたし、もうあなたに会えないから。今日が最後。だから生で入れていい」

少し恥ずかしそうな寂しそうな顔で彼女は言いました。

この日を最後にもうリンさんとは会えなくなるのだと、ようやく実感した私は、急に寂しくなりました。

「ね?入れて」

私は寂しさを紛らわすように、奥まで一気に挿入しました。

「あぁぁんっ」

甲高い声を上げて体をのけ反らすリンさん。私は最初からスピードを上げて腰を振りました。

「あん、あん、あん、あんっ…あぁぁっ!」

彼女がひときわ大きな声を上げたとき、私は我慢できず彼女の膣内に放出してしまいました。

「ごめん、中に出してしまった…」
「いいよ、大丈夫よ」

私は彼女の上におおいかぶさり、ぐったりしたまましばらく動けずにいました。


ベッドの中で体を寄せ合いまったりしていると、彼女が私の下半身に手を伸ばしてきて、手コキを始めました。イチモツが完全に勃起すると、彼女は布団の中にもぐってフェラチオを始めたのでした。

気が付くと69の体勢になっていて、私も彼女のワレメに舌を這わせ、クリトリスを刺激してやりました。

「あぁ~ん、気持ちいい…」

彼女のワレメから透明の愛液が溢れ出してきました。クリトリスをさらに刺激し続けると、下半身をビクッと震わせ、「あぁっ!」と甲高い声を上げました。

「入れてほしい…」

溜め息まじりに言う彼女。私はバックから勢いよく挿入すると、今度はゆっくりと時間をかけて腰を動かしました。

「あっ、あっ、あっあっん…あぁぁぁん…」

休みなく腰を動かし続けていると、彼女の声音がだんだん変化してきて、くぐもった呻き声を上げていたと思うと、急に甲高い声で「あっ!」と叫び、そのままぐったりと崩れ落ちてしまいました。

彼女をあおむけに寝かせ、正常位で挿入。しかし私もほとんど限界に近い状態で、腰を動かし始めると、すぐに放出してしまいました。

リンさんはぐったりとした様子で、大きく脚を開いたまま、しばらくじっと天井を見つめていました。湿り気を帯びたワレメから白い精液が流れ出ているのが見えました。

最後の夜

シャワーを浴びると、夕食をとるために私たちはホテルを出ました。リンさんが餃子の店を見つけて、そこで食べることにしました。食事のあと、ドン・キホーテで買い物をしました。彼女は大量のお菓子やインスタントラーメンなどを購入し、ホテルへ戻りました。

「こんなに大量に買ってどうすんの?」と聞くと、「わたしの子供と孫のお土産」と彼女が言いました。

「えっ、孫がいるの?」
「そう。2歳の女の子」

リンさんに20代の息子がいることは知っていましたが、孫のことはこのとき初めて知りました。息子は4年前に結婚したのだと、彼女は言いました。

「わたし、おばあちゃん。中国に帰って孫の世話したい」というリンさん。それまで孫の面倒を見てくれていた彼女の母親がコロナ渦に亡くなったそうで、そのことが彼女に、エステの仕事を辞めて日本を去る決意をさせるきっかけになったようでした。


ホテルの部屋でお菓子をシェアし、インスタントのカフェオレを飲みながら、彼女と思い出話をしました。この10数年間のことを振り返り、懐かしい気分に浸りました。

気が付くと時刻は10時ちかくになっていました。

「わたし、明日の朝早いから…」
「うん、これ飲んだら帰る」
「ごめんね」

帰り支度を終えた私を、彼女が見送ってくれました。ドアの前で向かい合うと、どちらからともなくキスをしました。彼女が私の首に腕を回し、強く抱きしめてきました。

私は急に寂しくなり、たまらず彼女の体にむしゃぶりついていってしまいました。唇をむさぼりながら、胸や背中を必死にまさぐっていました。下半身に手を伸ばすと、彼女が「ダメ、もう終わりよ」と言って私を押し返そうとしました。

それでも私は必死に彼女にしがみつき、股間に顔をうずめると、ジーンズのホックを外しにかかりました。

「ダメよ、やめて…」

不意に、彼女が抵抗するのを止めました。その瞬間、私もようやく我に返り、間違ったことをしていたのだと気づきました。

「ごめん…」

謝る私を見て、彼女がふふっと笑いました。

「大丈夫よ、わたし怒ってないから」

そう言うと、彼女は私の唇に軽くキスをしました。

「じゃあね。あなた元気で…」

彼女の目にうっすらと涙が浮かんでいるように見えました。

「うん、リンさんも元気でね…」

私が軽く手を上げると、彼女も小さく手を振り返してきました。

「じゃあ…」
「うん、さよなら」

ホテルを出ると、私は深々と溜め息をつきました。もう先ほどのような寂しさはなく、むしろ清々しい気持ちになっていました。


新しい年が明け、WeChatには数人の中国人女性から年賀メッセージが届いていましたが、その中にリンさんからのものはありませんでした。

たぶん返信してくることはないだろうと思いながらも、私はリンさんに年賀メッセージを送信しました。三が日が過ぎても、やはり彼女からの返信はありませんでした。


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この記事を書いた人

なかぞの

大阪府生まれ。22歳で文芸同人誌に参加。文学・アート系雑誌での新人賞入選をきっかけに作家業をスタート。塾講師、酒屋の配達員、デリヘルの事務スタッフなど様々な職を転々としたのち、現在はフリーライターとして活動中。足を踏み入れるとスリルを味わえそうな怪しい街並み、怪しいビルの風俗店を探し歩いている。

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