これを読んでいるお兄様方は「AV女優」という職業についてどう思っているのだろうか。
「まずAV女優って職業なの?」「仕事と言って良いもの?」なんて思っている方も結構いるんじゃないか。
多分セックスしてお金を貰うだけが、AV女優の仕事だと思っている人は多数いるはず。
チッチッチ、だから君たちは青いんだよ~(めっちゃうざいやつ)
思ったよりもやることがはるかに多い、それがAV女優の仕事である。
今回はデビュー前の、まだプロダクションに所属した直後の事を書いていこう。
意外と地味な世界なので、期待値を上げ過ぎないように。
デビュー前の女優は、まず〇〇へGOしてDOする
完全にルー語と伏字で意味が分からないと思うんだけど、まぁそういうことである。
プロダクションが決まり、宣材写真を撮影したらまずやることはAVメーカーへ面接に行くこと。
これを「メーカー周り」とか「面接」と呼ぶのだけど、挨拶周りみたいなもんである。
面接では宣材写真の貼られたプロフィールシートをマネージャーが持参していく。(事前にメーカーさんに渡しているケースがほとんどだけど、一応持っていく)
バストアップ、全身の写真2枚に簡単なプロフィールが記載されているのは基本中の基本。
肩書きがある場合は備考欄に色々書いておく。あくまでこの画像は一例なので、しらいしは全くの素人なのでご安心を。
メーカー周りは「この子新人なんですよ~仕事ちょうだい、ヨロシクネ」だけの意味でなく、この最初の面接で単体女優か企画女優かの運命が分かれるので、めっちゃ重要なのである。
風俗でも新人は魅力的だ。
「業界未経験、ウブな18歳!高校卒業したて!」なんてHPに書いたら、予約が殺到するに決まっている
(たとえそれが27歳ロリ系、高校卒業からずいぶん経っているベテラン風俗嬢だとしても)
しかしAV業界の「新人」は本気の「新人」、つまりどこにも出ていない子が重宝される。
別に元風俗嬢だろうがキャバ嬢だろうが構わないけど、「AV業界のド新人」は極めて重要なポジション。
プロダクションのマネージャーはそういった女の子たちを連れ、一件一件メーカーを周るのだ。
この作業はとんでもなく時間が掛かる。
メーカーなんて星の数ほどあるし、必ずと言って良いほど都心にあるわけではない。
基本的にプロダクションのマネージャーは車を持っているけど、それでも一件一件周っているとあっという間に一日が終わってしまう。
メーカーの人間もサラリーマンだし、一般の会社と何の変わりもないため、面接に行ける時間帯は限られている。
ここが風俗とちょっと違うところと言えよう。
24時間営業のデリヘルや、深夜や朝方までやっている店舗だと、自由な時間に面接に行けるからだ。
ちなみにAV業界のメーカー周りは、専属の女優を抱えているような大きなメーカーから周っていく。
有名どころだとS●Dとか、ムーデ●ーズ&エスワ●系列、プレス●ージとかそのへん。
まだ他にもある。なんやかんや、しらいし初のメーカー周りはトータルして3日かかってしまった。
面接担当者がいないとか何とかで、2日の予定だったのが3日になってしまったのである。
こう考えると、AV女優というのはデビューまで時間が掛かるし、こういったメーカー周りは当たり前だけどお金が発生しない。
早急にお金が欲しい場合は、ある意味向かない職業だろうなと当時は思っていた。勿論その考えは今も変わらない。
お給料も月払いだしね~~~~~(プロダクションによるらしいけど、だいたい月払いだよ)
メーカー面接って何するの?
よく「メーカー面接で担当者とエッチさせられて……」みたいな話あるじゃないですか。
そんな幻想は捨てるに限る。
プロダクション面接と同じ感じで進められるので、間違っても実技披露とか一切ない。
期待していたお兄さんたち、残念でした~ベロベロバーwwwwwww(めっちゃうざいやつ)
本当にセックスが好きか、どんな経験をして来たのか、強要されていないか、18歳未満ではないか、宣材写真とかけ離れていないかなどなど、面接担当者はじっくりと女の子を見定めていく。
ここでちゃんと「売れるか」という素質を見ているらしい。
これだけ風俗をやっておきながら、エロに関する質問に答えるのは恥ずかしかった。
マネージャーも側にいることだし、全然出会って間もない人に自信の性癖を話すのは本当に顔から火が出そうになる。
デリヘルなんで出会って即合体、じゃなかった、すぐにプレイしてるのに恥ずかしさは格段に違う。
もうエロに関して話していると体が熱くなってしょうがなかった。あ、エロい意味じゃないからな。
ちなみに面接の際、マネージャーから入れ知恵される場合がある。
例えば「風俗経験がないと言え」とか。
メーカーには必ずと言って良いほど「水商売の経験があるか?」と聞かれる。
ソープ歴が長いならソープものの作品にすぐ出演できるし、「伝説の人気泡姫!」なんてデビューの際、売り文句をつけられるからだ。
(例え指名0本のやる気ない地雷嬢だったとしても)
でもプロダクション側としては、しらいしを風俗嬢売りにしたくなかったらしい。
「とにかく風俗はやっていない、聞かれたらキャバクラに居たとまでに留めておけ」と。
私は「アイアイサー」とあっさり受け入れ、「風俗は未経験です」ととんでもない嘘をこきまくった。
「興味はあったけど、踏み切れませんでした」という白々しい言い訳まで並べ、結果的に引退まで風俗勤務は隠し通す事になるのだけど。
面接の時点で、「女優」としての力量をはかられる。なんと奥が深い世界なんだと実感した。
次回、いよいよデビューです
面接も終わり、しらいしは早速AVデビューする運びとなった。
デビューするまでにかかった時間、およそ一カ月。
手っ取り早く稼ぎたい女の子は本当に風俗の方が良いと思った。マジで時間がかかるから。
さぁ、しらいしはどんなメーカーからデビューするのだろうか!?
初のAV撮影やいかに!?撮影現場ってどんなところ!?
しらいしは男優とどんなセックスを繰り広げたのだろうか次回へ続く!