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第14話「大井町ピンサロB店」難易度の高い真性包茎のお客さんに真摯に向き合う。
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❑前回までの話し
第13話「大井町ピンサロB店」突然の店外女子会、開催。
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ピンサロ嬢の主なお仕事は殿方の肉棒にサービスを行うことですので、接客の際はエッチな演出を心がけながら優しく撫で回し、しゃぶり倒し、フィニッシュまで導きます。
お客様の様子を伺いつつ臨機応変に接客の流れを操縦し、ご挨拶からお見送りまでの流れがスムーズであるほどピンサロ嬢としての充実感を感じていたものですが、時には思い通りにサービスを行うことが出来ないような難しいお客様を接客させていただくこともございました。
たまたまプライベートでの知り合いが来てしまったり、迷惑行為の酷いお客様等であればもちろん話は別ですが、余程の事情がない限りは嬢からお客様に対してNGを出すことは難しいのです。
そのためどんなに対応の難しいお客様であろうが、生理的に苦手なタイプであろうが、指示が出ればお客様の待つボックス席に向かいます。
わたしの場合はお金を稼ぐために一本でも多くの肉棒をしゃぶっておきたいというところから、基本的にはどんなお客様がいらしてもマジメに接客にあたろうと考えておりました。
カズさんは大井町B店の常連様でありますが、ご指名無しのフリーで入店されることがほとんど。ひと月におよそ1〜2度ほどの頻度でご来店くださいました。自分から会話を盛り上げるタイプではなく、借りてきた猫のように終始おとなしくサービスを受けているという印象の殿方です。
それだけならばよくお見かけするタイプのお客様なのですが、カズさんの肉棒は何と、完全なる真性包茎。日々いろんな形の肉棒にサービスを行っているわたしですが、これほどまでに完璧に皮に覆われた肉棒をお相手するのは初めての経験。皮を剥くこともままならないカズさんの肉棒を悦ばせるというのは、簡単なことではございませんでした。
わたしは父親から、男性は幼いうちに肉棒の皮を剥いておくものだと教えられました。もちろん直接的な表現でこう言われたわけではないのですが、幼少期は父親と弟とお風呂をともにしており、父親が弟の肉棒の皮を剥いてあげるという光景を見たことがあります。
オトコとしての、洗礼のようなものなのでしょうか。
顔を真っ赤にして号泣しイヤイヤと首を強く振りながら半ばムリヤリ皮を剥かれる可哀想な弟の姿が、大人になった今でも鮮明に記憶に残っております。
笑えば良いと思うよ。…イヤイヤ、無神経に笑い話にするにはあまりにデリケートすぎる話題。生まれて初めて目の当たりにする真性包茎の肉棒を、わたしは狭く薄暗いボックス席で見つめておりました。
どうやらカズさんもご自身の肉棒に悩みをお持ちであるような雰囲気であったので、人生経験の浅いわたしにはそれを上手に笑い話にする方法などひとつも思い浮かびませんでした。
「どうして幼少期に剥かなかったの?」と当然の疑問をぶつけるわけにもいかず、ましてや大変扱いづらい真性包茎肉棒をお持ちのカズさんを責めるわけにもいきません。
どんな事情があるにせよピンサロ嬢であるわたしは今ここにある肉棒をフィニッシュまで導かなくてはなりませんので、腹をくくり真性包茎に真っ向から挑むことにいたしました。
カズさんの肉棒さんよ、頼むからわたしの言うことを聞いてくれーと、半ば祈るような気持ちでサービスを開始したのです。
強引にしごこうものなら当然痛がり、動きにストップをかけるカズさん。これはダメか…。次はしごくと言うよりも、被っている皮をちょちょいとずらすような動きで刺激を与えますが、あまり気持ちよさそうではありません。これもダメか。それならば!と先っちょを舐め、唾液で肉棒を濡らし、ぱくりと咥えてみるも、何とも微妙な反応…。
完全なる真性包茎に様々な角度から物理攻撃を仕掛けるも、困ったことにどれもいまいち効いていないようです。真性包茎の前では、肉棒を扱うプロであるはずのピンサロ嬢でさえ無力でありました。不本意ながら完全敗北を悟り、白旗を上げる他ありません。
結局カズさん自身に肉棒をしごいていただきながらわたしは肉棒を舐める係を担当し、ようやくフィニッシュまでたどり着くことが出来ました。
包茎って、難しいのね…。
それから数週間がたち、カズさんがご来店された日のこと。
ボックス席に着いてなんのことはない会話を交わし、いざプレイに突入するべくベルトを外し下着を脱がせると…アレ?皮が剥けてる…!驚くことにカズさんは真性包茎を卒業し、華々しく仮性包茎にレベルアップしていたのです。
普通に舐めてもしごいても痛がらないカズさん。表情もどこか誇らしげに見えました。これはイケる!最後までイケる!濃厚なキスでエッチな気分を盛り上げ、立派に皮の剥けた肉棒に舌を這わせ、非常にスムーズな流れでフィニッシュまで至ります。
わたしはその日初めて、心からの笑顔でカズさんをお見送りすることが出来ました。
本当は好奇心から「カズさん、手術したの?」などと根掘り葉掘りお話を聞いてみたいところではありました。
ですがこれまでカズさん本人の口から真性包茎の悩みについて聞くことがなければ、どんな方法で仮性包茎にレベルアップしたのかというのも非常に聞きづらいものでしたので、わたしたちはお互いその話題に触れることはありませんでした。
聞いても良かったのかも知れませんが、カズさんのプライドを傷つけてしまう可能性があるかと思うとやはり簡単に口に出せる話題ではなかったのです。
けれど嬢にとってはサービスがしやすくなり、お客様には満足していただきやすくなり、カズさんの仮性包茎へのレベルアップはみんなにとって喜ばしい変化であったのではないでしょうか。
良かったね、カズさん!!

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3位 UP↑↑ |
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4位 |
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5位 |
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6位 |
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この記事を書いた人

カサイユウ(ライター・元風俗嬢)
二十代の大半を、東京の風俗業界で過ごした元風俗嬢。ナイトワーカーとしての半生をまとめた人気連載シリーズ。思慮深く、洞察に富んだ性格で風俗嬢ライフをさわやかに駆け抜ける。
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