普段は美女なのに休日はジャージにスッピンでギャンブルに走る20代女子のリアル

恋の駆け引きはナンパで勝ち取れ！どうも、性なるギャンブラー陣内ゴールドです。
どんな女性でも声をかけなきゃ始まらない！始めたはいいが、今回はとんでもないギャンブラーを引いてしまったようで。今回はそんな話を一つ。

スイカリーチに恋の予感　ギャンブラー桜子との出会い

混雑する夕方の銀座。そこに飛び切りの美人を発見！桐谷美玲に似ていて、パンツスーツが似合っています。バーバリーのマフラーがとても可愛いらしい！
今日はこの子に決めた！
 
しかし声をかけようにも、彼女はどんどん道を進み、東銀座に出ます。
 
「なんだ、めちゃくちゃ歩くな、この人」
 
やっと止まったかと思えばこの美人、交差点のスロットに入るじゃないですか。
 
「え？打つの？」
 
煌めく銀座の街から、電子音鳴り響くフロアへ。彼女はそこにいました！
レバーをガンと下ろして、綺麗なネイルが施された指でボタンをリズミカルに押します。
後ろ姿や横顔はモデル並みの美人。膨らんだブラウスからも分かる巨乳。
なのに、なんで北斗を打つのか。
 
見惚れていたら急に席を立ち、お次はジャグラー。脚を組む姿は様になっていて、眉間に皺を寄せる顔すらエロス。
なのに、なぜビッグ引いてんの？
 
この調子で彼女はそのまま2時間打ってました。僕は後ろで見物。
やっと彼女が換金所に移動してくれたところで声を掛けました！
 
「ねぇ、すごい勝ってたじゃん！いつもここで打つの？」
「え？お兄さん見てたの？」
 
タクシーの光を浴びて照れ笑いする彼女。やっぱりキレイだ。
いつもの様にご飯へ連れ出しました。
  
彼女の名前は桜子。大手企業の営業部に勤めるバリキャリ24歳。
 
「仕事が大変だとストレスたまるの？」
 
僕がスロットを押す姿を見て笑う彼女。ワインをクイっと飲み干して彼女は言います。
 
「ストレスっていうか、スロットは生き甲斐かな」
 
話を聞けば、就職前に付き合った彼氏はいるものの今じゃ殆ど放置状態。二股でもかけているのかと思い来や、桜子の生活はまさにギャンブル一色！
 
「絶対スロットは打つね。週3は固いね。陣内君は競馬とか分かる？」
「え？あぁ、ナイターならたまにいくよ」
 
えぇーうそぉ？ウキウキした顔で見つめてくる。やっぱり可愛い。これはゲットしたい！と思う僕に対して
 
「わたしさぁ、次のレースもう決めたんだよね。見て？」
 
ビジネスバッグから出したのは競馬新聞「競馬エイト」。すでに桜子により赤ペンで丸されており、所々にコメントが書いてある。
 
「え？ガチじゃん…」
「いや絶対これ来るよ。先月はまぁまぁだったけど、次は固いよ」
 
すでに3連単やら複勝、馬連と専門用語が飛び交い、彼女もスイッチが入ったのか赤ペンを取り出して、コメントを増やしていく。
銀座のレストランに競馬エイト。それを熱く語る美女にワイン。
なんちゅー組み合わせだ。
 
桜子が別れ際に「次はナイターデートだね♪」と握手をしてくれた。ヒヒーーンといなないて帰る僕。これが間違っていた。

ナイター競馬の後は、まさかの○○へゴールイン！

 12月初旬。都内でナイター競馬といえば大井競馬場。今夜はお洒落に競馬を楽しんだ後は、桜子と品川のホテルでグヒヒ…なんて思っていた時期が僕にもありました。
 
待ち合わせの場所には桜子らしい美人がいない。
5分経っても連絡がなく、こりゃ振られたかな？と萎えた頃、後ろから声が！
 
「ごめん、レースの事考えてた！」
 
振り向けば、あの美人が！と思いきや、目の前のいるのはジャイアンツのキャップを被った人が一人。競馬エイトを丸めてジャージの胸ポケットには赤ペンが刺さっている。
なんじゃこの女？と顔を覗くと桜子だった。
 
「え、桜子、なんでジャージなの？」
「いや私服だし。ていうかスッピンだし(笑)早くいこ？」
 
彼女は手を繋いでくれると思いきや、さっそく馬券を買いに一人でスタスタ行ってしまう。予約した席についた後も、馬券を並べて目は真剣。
 
「おーし、来いよぉ。頼むぞぉ、まじで頼むぞぉ？」
 
もはやオッサンである。馬券と馬を交互に見つめ、僕のビールを勝手に飲み始める。
レース開幕。桜子の目がカッと開いて、競馬新聞を握りしめる。第二コーナーを過ぎて馬券を握りしめ、第三コーナーに入ると立ち上がる。第四コーナーで先頭2頭が並ぶも、一頭がラストスパートで華麗に抜き去りゴール。
 
「うっしゃああああ！！！」
 
女の子ならキャアとかヤッターとか黄色い歓声が聞こえるはずが、思いっきり腹の底から響くダミ声。僕とハイタッチするも、すぐに馬券を交換しに行ってしまう。
  
このままじゃ、いかん。このままだと競馬するだけやん。俺という馬に跨るのは桜子、お前なんだぜ？そう思っていた時期が僕にもありました。
レースを圧勝した桜子は浜松町で降りて、ニヤニヤしながら缶ビールを飲んでいます。
 
「陣内君、明日休みでしょ？」
「明日仕事でも桜子と一緒にいたい」
「え？じゃあ行っちゃう？」
 
遂にキターーー！！！とガッツポーズしたはずですが
 
「はい、ロン！陣内君悪いねぇ」
 
何故かおっさん2人、桜子と僕で麻雀を打っている。サラリーマンの街、新橋。
カツカレーを食べながら桜子はあぐらをかく。
 
「桜子ちゃん、相変わらず強いなぁ」
「でへへ。一瞬の読みが勝負を決めるのよ」
 
こうして僕は深夜まで国士無双のカモになったり、陣牌君とかオヤジギャグの飛び交う夜を過ごすのでした。

 ギャンブラー桜子24歳、ついにデビュー？

バリキャリギャンブラー桜子。僕と出会った女性のなかで一番手ごわい女性でした。そんな彼女もやっぱり女。僕みたいな男が恋しい訳ですよ。だって、またラインが着てる。
 
「やほー。麻雀のプロ試験合格しました！陣内君、ちょっと雀荘来いよ」
 
モデル並みの顔とボディを持つ桜子、ついに女流雀士にジョブチェンジ。彼氏を放置する理由は男より金より、ギャンブルなんでしょうね。
 
俺か？この後、めちゃくちゃロンされた…（泣）

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