不倫でヘルス嬢休職中に社長命令、超VIPの相手をすることに

正直なところ、このサイトでよく聞く「地雷」の意味を、つい最近知りました。
そして、私って地雷嬢だったのかな？と思ってみたりしました。
ま、どうであれ、結果的に稼ぐことができたのだからいいけどね！

指名客と完璧プライベートでお付き合い

以前の記事で書きましたが、私はいっとき風俗から離れ、ヘルスのお客さんだった男性と不倫の恋に走っていました。
 
親バレの危機も感じたのと重なり、ヘルス嬢はお休みして、ごく普通の生活をしていたのです。
運輸会社のメール便の仕分け作業なんていう、フツーの短期バイトもしてみたりしました。
(私の金銭感覚は、風俗で狂ったりはしていなかったようです。最低賃金のアルバイトでも構いませんでした。)
 
不倫相手のことは「彼氏」と同じような感覚ですから、もし風俗で働いたら、それは浮気のようなもの。
もちろん、相手は家庭がありながら私と付き合うのですから、「私は風俗嬢をしながらあなたと付き合う」と言っても、平等な感じはします。
でもその時の私は、特に風俗で働く理由もありませんでした。
 
店長のこんとはたまに連絡を取りながらも、プライベートを優先させていました。

店長のこんから突然ヘンテコリンな電話

いろんなチンコを相手にすることもなく、比較的穏やかな日々を過ごしていたある晩、こんから電話が入りました。
 
私に引き受けて欲しい仕事があるようだけど、私は引き受けたがらないと分かっている様子でした。
ダメ元って感じで、仕事内容を説明してきたのですが、聞いた瞬間、訳わかりませんでした。
 
超VIPのお客さんがいて、そのお相手をする女の子として、社長が私を使いたがっているとのこと。
具体的にどうVIPなのか、こんが言った通りに書くと、
 
「どこの国かちょっと忘れちゃったんだけど、どこかの国の次期国王候補」。
 
…次期国王って⁈
とにかく私の頭の中はハテナがいっぱい。
こんのことは信用していたけれど、そんな漫画みたいな(？)話ってあり得るんだろうか？いや、あり得るはずがない！
苦笑いして聞き流すしかありませんでした。
 
ちなみにこんには、プライベートで付き合っている不倫相手がいることを話してありました。お客さんだった人だとまでは、はっきり言ってなかったのですが。
 
「愛子さんが、その人に後ろめたさを感じるならいいけど」
 
こんはそう言ってもくれたので、私は仕事を断りました。
そして、近況なんかをしゃべってから電話は切りました。

こんから二度目の電話

ほどなくして、こんからまた電話がありました。
やはりどうしても、他の女の子ではなく、私じゃなきゃダメだと。
社長がとにかく私を使いたいようです。でも、こんは私の気持ちも悟っています。
 
「あなたにこんなことを言っても無意味なのは分かっているけど、バック(報酬)は、すごく良い」
 
ええ、たしかに。その時の私は、お金では動きません。
どんなに高い給料がもらえるとしても、ヘルス嬢として働く気などさらさらないのです。
お金の問題ではありません。
 
ちなみに、社長がそこまでVIP対応に使いたいなんて、私は「地雷」とは真逆の嬢だったのか？、と思うかもしれませんが、そうとは言えないでしょう。
 
私は自分からこんに言いました。
 
「ギャルっぽい娘とかじゃなくて、要はフツーって感じの私みたいなのがいいんでしょ？」
 
「まぁ、そう」、こんは遠慮がちにも認めました。
 
どこの国だか分からないけど、国王候補だかなんだか知らないけど、外国人には特に、ごくごく普通の、その辺で見かけるような日本人女性を接客に当てたい意図はなんとなく分かります。
 
やはり仕事は断り、たわいのないおしゃべりをして電話を切りました。

三度目の電話、そして…

しばらくして、また電話が鳴りました。ただ、さっきまでとは声のトーンが違いました。
 
「愛子さん、社長命令です。お願いします。」
 
「はい、分かりました。」
 
感情のこもっていないこんに対し、私の返事はそれしか選択肢がありませんでした。
 
急いで支度を整え家を出て、こんと落ち合いました。
 
こんの運転する車でホテルに向かいましたが、道がかなり混んでいました。最初の電話を受けてからだいぶ時間も経っていたので、お客さんを待たせてしまっているようでした。
 
車内では、普段の調子でふざけたことを言って笑いあったりしていましたが、ふと私は気になりました。あまりに「超VIP」だと強調してくるので、確認しました。
 
「本番は？」
 
こんは、ハンドルに手を置き、前を見つめたまま、
 
「任せる」
 
…とだけ言いました。
 
正直、少しだけ驚きました。

超VIP客とご対面

お客さんは、肌の色が黒めな外国人でした。
ホテルの部屋の入り口で、こんの両手を握るようにしながら挨拶を交わしていました。
 
そういえば、こんはその人のことを、
 
「いつも握手をすると、手がすごく温かいんだよね」
 
と、電話か車内で言っていました。
 
どこの国の人かは、よく分かりませんでした。
ちなみに聞くこともしません。裏で超VIPだと聞かされていても、それは知らないふりをして、他のお客さんと同じように接客します。
(そもそも本当にVIPか分かりませんが…。)
日本語はペラペラでした。
 
仕事を引き受けるまでの電話のやりとりや、道路の渋滞に時間を費やしてしまったので、接客時間は45分程度しかありませんでした。
 
特筆するようなプレイはしなかったかと思います。
「本番」については、あとでこんに「どうだった？」とか聞かれてはいないし、聞いてこないのがマナーだと思うので、ここでも触れないでおきます。
 
そしてプレイを終えた頃、「次期国王」の携帯電話が鳴りました。
焦った様子で答えています。
 
「今、○○駅です。降りるところです」
「あ、いや、○○なんですけど、道が混んでいて」
 
…電車なのか車なのか、シチュエーション設定も定まらずに、状況をごまかそうとしています。
国王候補というには、ふさわしくないアタフタぶりでした。
 
あとはよく覚えていません。チップをいただいて、終わりだったと思います。

こんと合流

給料を渡されました。すごく高い額でした。
 
「どこかの国の次期国王候補」だと信じるつもりはありませんが、それだけのお金をもらったので、なにがしかの人なのかなぁ…くらいには今でも思っています。
 
こんは、「外国人て、やっぱ大きい？」なんて、サイズのことを聞いてきました。
(ちなみに、余談ですが、小さいチンコの外国人に遭遇したことは、私の経験では今のところありません。)
 
また、たわいのないおしゃべりをしながら、家まで送ってもらいました。
 
その後、テレビのニュースに外国の要人が映し出されると、ちょっと気にして見てしまいましたが、そのVIP客を見かけることはありませんでした。
真相は分からない仕事でしたが、無事に終わって、高給ももらったのだから、それで良かったのです。

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