同人ゲームとかエロアニメみたいな、ヌルヌル動くエロいシーンを作りたいぞ!
そう思い調べてみると、Adobe AnimateかLive2Dで作っている人が多いようです。
Adobeは有料だからLive2Dの無料版で、どこまでエロいのを作れるのかに挑戦してみました。ちょっと難しい所もありましたので、できるだけ初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
【この記事でわかること・目次】
Live2Dとは
ザックリ言うとパーツ分けされた2D画像を動かすツールです。Vtuberのキャラを作る専用ソフトで、アニメーションも作ることができます。
まずは簡単なモデルを作る!
全体の流れを把握するために、まずは軽く一体作ってみましょう。
1. イラストを用意する
2. 各パーツを分ける
3. 動くようにリギングする
4. アニメーションをつけて出力
この順番でやっていきます。
AIにイラストを準備してもらおう
簡単に言ってますが
いやいや、イラストなんて描けないしペイントソフトの使い方なんて知らないよ!
なんて人がほとんどでしょう。
イラストはAIに描いてもらいましょう。
最初はシンプルな線画イラストが良いので、こちらのムチ・ムチ子(仮名)さんで解説です。
ムチ子さんはPixAI.artというAI画像生成サイトで商用利用OKのモデルChibi Style 1.1を使っています。プロンプトは『デカ乳、デカ尻、ビキニガール、シンプル』などの単純な単語を並べました。
パーツ分け作業は地味!
ここが最初の難関です。一枚絵を動かすパーツ分けをします。
まずは背景を削除できる『
Clipdrop』かペイントソフトを使い背景を削除します。画像の右側の後ろ向き姿のムチ子さんも消しゴムで消去。
パーツですが、ちゃんとするなら、目だけでも瞼、まつ毛、白目、瞳、ハイライト、etc…
絵を動かすパーツ毎に分けるのですが、作業に慣れないうちは戸惑いますので今回はしません。
PhotoshopとLive2Dの両方に課金したら、専用のAIプラグインで作業できます。
他にもLayerDividerというAIツールもあるのですが、導入にはPCの知識がそれなりに必要になります。
オッパイと本体を分けるだけなので
#枠
● アイビスペイント
● メディバンペイント
● GIMP
● krita
● インクスケープ
これらの無料ソフトがオススメです。
インクスケープはPSD出力に対応してないので、pngで出力して別のソフトで再度レイヤー分けする必要があるし癖が強いので玄人向けのソフトです。
画像のサイズは無料版で出力できる最大が2048×なので、そのくらいあれば十分です。(有料なら8000pxくらいは欲しい)
各種ペイントソフトの使い方はここでは解説しませんが、やるべきことは、レイヤー分けして要らない部分を消して、下のレイヤーを少しベタ塗りするくらいなので、難しい作業では無いです。
胴体とオッパイをレイヤー分けできたらPSD形式でファイルを保存しましょう。
オッパイをリギングしよう
今からオッパイを動かします。パーツを動かす作業は2Dでも3Dと同じでリグと言います。一応各パーツの細かな動かし方が知りたい人は
このディープブリザード様のチュートリアル動画が凄く丁寧で分かりやすいのです。私も最初この動画で基本操作を覚えたのでオススメです。
メッシュを入れる
Live2Dを立ち上げると、体とオッパイにパーツ分けしたpsdファイルを呼び込みます。
オッパイパーツを選んだら上のツールバーで自動メッシュ→プリセット→標準の順番で選びます。
今回は標準ですが、動かさないパーツは『変形度合い(小)』反対によく動かすなら『変形度合い(大)』を設定します。オッパイを激しく動かしたい人は『変形度合い(大)』を選びましょう。
次はツールバー『メッシュの自動生成』の一つ横にある『ワープデフォーマの作成』をクリックします。名前は「オッパイY軸」とか何でも良くて、後で見て分かりやすいのがベターです。
パラメータの設定
次は角度Yのパラメータに「キーの3点追加」を押してキーを作成します。数値の0が初期状態で、画面右のプラス値で上に、反対のマイナス値なら下に移動した状態になります。
それぞれのキーポイントで変化したオッパイの形状を作ります。緑の点を適当にいじっていい感じにしてください。キーの間の動きは勝手に補完しくれます。
設定できたら横の角度Yのパラメータを左右に動かして確認してみてください。これで問題なければOKで縦揺れができました。
ただこれだけじゃ、オッパイが動いた時のバイ〜ンバイ〜ンという柔らかい質量がたりません。もう少し動きを足していきましょう。
先ほどと同様の手順でワープデフォーマを作成して、今度はX軸も作成してオッパイの左右の動きをつけます。パラメータの左部分から角度のXとYを連結させて、次は右上の部分から「四隅のフォームを自動生成」します。動きを確認して微調整します。
物理演算を足そう
物理演算でさらに乳に柔らかさを追加。上のツールバーのモデリングから物理演算設定を開きます。
↑画像のようにグループを追加したら、出力設定→追加→角度Xを設定。
キーフレームを入れたらもう少し上手く動かせるのですが無料版ではこんな感じです。
絶対にエロいのを作りたい
オッパイだけじゃなくてもう少しエロいのを作りたいので、今まで紹介した技法を使い作成します。AIで出力した画像を
#枠
● 竿役
● 足
● 胸
● 体
● 顔
でパーツ分けします。
Y軸の設定だけを弄って動かしました。
ちょっと破綻している部分もありますが、この辺りは私のアニメ作りのセンスのなさなのですね…
今回は導入部分としての簡単講座なので、これでお終いにしますが、凝りたい人は顔の表情とかもっと細部に拘ると、ワンランク上の仕上がりになります。
Live2D以外でイラストを動かす方法
2Dアニメを作れるソフトはそこそこあり他のソフトでも同じ事ができます。顔のパーツや物理演算なども込みで動かすとなると、その複雑な表現はLive2Dの得意分野になりますので、この辺りはソフトを使い分けて運用してもいいでしょう。
Live2Dは万人向けではないがスルメ系の良いソフト
Live2Dは使いこなせたらムッチャ良いソフトですが、やっぱり餅は餅屋で、Vtuberを作るのに特化したソフトでした。導入するまでに覚える事が多く敷居が高いのが難点です。
ただ今回は触れませんでしたが、ちゃんとパーツ分けしたら顔のパーツなどを自動でリグ付けしてくれる便利機能もあります。無料版では制限はありますがエロいのを作りたい方は、一度試してみては如何でしょう。