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風俗界隈のユニークな業態に、かつて「ノーパン喫茶」というものがありました。時代は流れ、今では「都市伝説ではないか」と考える人がいるくらいに、ほぼ絶滅している業態なのですが、いつごろ誕生して、どのような経緯で現在に至っているのでしょうか。
ノーパン喫茶はいつ誕生したのか
ノーパン喫茶の歴史は古く、1970年代後半の京都が発祥という説が有力ですが、同じ時期にできた東京は豊島区の店が第1号という説もあります。京都の店では、通常の時間帯は普通の喫茶店なのですが、1日1回決まった時間帯に「女の子がトップレスで超ミニの格好になってコーヒーを運んでくる」という、いわば「時間限定ショータイム付き喫茶店」といった趣のお店だったそうです。
全国的なノーパン喫茶ブームがあった
「超ミニの下にパンツをはいていない」というのが、当時としては衝撃的なこともあり、発祥後は瞬く間に全国に広がり、1980年前後の全盛期には、関東に200店舗程度、関西でも100店舗以上のノーパン喫茶がありました。その後、床を鏡張りにしたり、オプション料金を支払うとフロアから風がおこったり、もよおしたお客さんを処理できる個室を備えていったりと、バリエーションも増えていきました。ノーパン喫茶発で人気AV女優が誕生したこともありました。
その後のノーパン喫茶
しかし、ノーパン喫茶は短命でした。1984年頃の風営法改正に伴って、ノーパン喫茶の業態自体はいっきに姿を消しました。その後はノーパン喫茶の亜流ともいうべき「ノーパンしゃぶしゃぶ(1990年代の事件で有名になりました)」や「ノーパン焼肉」が登場しましたが、本家ほどの人気を獲得することはできなかったようです。今あれば結構ニーズがありそうなノーパン喫茶ですが、ライト風俗としての再デビューを期待してみたいですね。
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