女子大生が浣腸プレイにハマって、人間をやめようかと思った話をする。
鈴木涼美という女性をご存知だろうか。
東大院卒、日経新聞入社。社会科学者。そう聞いて、あなたはどんな女性を連想するだろうか。少なくとも、エリート街道をまっしぐらに進んでいそうなそんな女性の裏の顔がAV女優だと聞いたのなら、驚きを隠せない人も多いのではないだろうか。ぼちぼちメディアにも露出してきつつあるのでご存知の方も多いかもしれないが、彼女こそ鈴木涼美という女性である。
▼鈴木涼美オフィシャルTwitter
https://twitter.com/suzumixxx
夜のオネエサンの幸福論
彼女の裏の職歴はこうである。神奈川で水商売をしているときに、付き合っていたホストにハマってしまいずるずるとAVデビューしたとのこと。AVデビューをしたり水商売をしたりしても、表の顔を持ち続けたのが凄いところというのか賢いところだ。就職したのちやはり付き合っていた男性と別れ話がもつれ、親と職場にAV女優であることをバラされてしまった…というところらしい。表と裏の顔を器用に使い分けながらも、付き合っている男性に人生を左右されてしまうところがなんとも素直で不器用なところではある。
彼女にとって、表と裏を行き来することはとてもスリリングな遊びである一方、孤独を増進させることだったのかもしれない。水商売や風俗業界にいると、どうしても付き合う人間の幅が狭くなってしまう。特に同性についてそれが言えるだろう。客として知り合う男性はどこか色づけされており、同性は結局はみなライバルなのである。昼間働いている友達とは、時間と金銭感覚がどうしてもズレてきてしまう。人間関係まで表と裏を徹底させるのは非常に難しいことだ。だから、彼女がにとって付き合っている男性に重きを置いてしまうのは理解できるところではある。極めて珍しい例外を除き、これらの“女性であること”を売る職業は寿命が短い。他の職業よりももっと脆い土台のうえで成り立っている職業だといえるかもしれない。収入の種になるのは男性の欲望や感情であるがゆえのことである。しかし、それを売ることを選んだことに伴う結果でもあるのだ。
“私はお嬢様で東大院卒でFカップで、その他もろもろの経験も豊富で収入もまあまああるのに、全然幸せじゃありません。”そう言いながら幸せを求めている彼女の姿に、水商売経験のある女性ならば共感せずにはいられないところもあるのではないだろうか。
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