「あれ、勃たない…」
セックス中に突然、息子の反抗期。
パートナーの優しい微笑みがなぜか切ない。なんてことありませんか?
心と体の影響を真っ先に受ける男性器。
息子の機嫌とりは、女性の機嫌とりと同じぐらいに大変なんです。
今回は、勃起障害(E D)の原因と改善策、そして最新の治療法を紹介したいと思います。
勃起障害EDとは
ED(Erectile dysfunction)やインポなどとよばれる勃起障害ですが、
勃起障害とは「完全な勃起ができないこと、またはセックスを行うのに十分な勃起が維持できないこと」と定義されています。
早漏や性欲減退など、他の性機能障害が起こることもありますが、男性にとって最も一般的で重篤な問題でしょう。ほとんどの男性は周期的に勃起障害を経験しますが、年齢が上がるにつれてその頻度は高くなる傾向にあります。
EDの人口調査
マサチューセッツ男性加齢研究(Massachusetts Male Aging Study: MMAS)によると、40歳から70歳までの男性の52%が何らかの勃起障害(ED)があると報告されています。
実際、EDは加齢に伴う自然な現象であり、その有病率は年齢とともに増加しています。
MMASでは、50歳の男性の約50%、60歳の男性の約60%、70歳の男性の約70%がEDであることがわかりました。したがって、長生きする男性のほぼ全員がEDになるのです。
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EDの原因
では、E Dの原因はなんでしょうか。高齢男性の性機能障害には、身体的・心理的条件、疾患などの多くの原因があります。また、加齢に伴って、男性ホルモンであるテストステロンが減少します。これはペニスへの血液供給量の減少に関連するため、没気力の低下につながります。また、ビンビンな若い男性の勃起機能と比較して、勃起の頻度や硬さが低下します。
E Dに命の危険性はありませんが、パートナーとの関係に影響を与えるため、問題視されています。しかし、EDは、冠動脈疾患、高コレステロール血症、糖尿病などの疾患の前兆の可能性もあるため、長期間続く場合は早めに診察をしてください。肥満もまた、性欲の減退やEDと関連しているため、日頃の食生活にも気をつけましょう。
酒、タバコ、薬はEDを促進
喫煙、アルコールや違法薬物の過剰摂取もEDと関連しています。2005年に行われた研究では、喫煙していた男性はしていなかった男性に比べてEDの可能性が高いことが報告されています。また、若年層のED男性の場合、タバコの喫煙がE Dの原因である可能性が非常に高いのです。
ストレスもEDを促進
また、過去のトラウマとなるような経験、人間関係の問題、不安、うつ、ストレスなどの心因性の問題は、EDの原因となったり、EDにつながる併存疾患とみなされる可能性もあります。
ED治療の歴史
EDの治療はいつからあるのでしょうか。記録が確認されているものとして、紀元前2600年頃、中国医学について書かれた中国最古の書物の中で、ED治療が取り上げられています。その中には、22種類の成分を含んだED治療薬が紹介されています。そんなにあるんですね笑。
また、その約1,000年後、紀元前1,600年に書かれたエジプトの医療文書「パピルス・エバース」には、ワニの赤ちゃんの心臓を木の油と混ぜてペニスに塗布するというED治療法が記載されています。ワニもびっくり笑。
その後、1973年には、ベイラー医科大学のBrantley Scott博士が、現在も泌尿器科医が使用している埋め込み型の膨張式プロテーゼを報告し、1998年には「シルデナフィル」(バイアグラ)がED治療の経口薬として初めて承認され、2003年には「タダラフィル」と「バルデナフィル」がED治療薬として使用されています。
EDの初期治療におけるバイアグラ
まず、EDになると、シルデナフィル(バイアグラ)などの経口薬を試します。1998年にバイアグラが発売されて以来、ED治療の柱となっており、その後も多くの薬が開発され、さらに多くの薬が開発段階にあります。
これらの薬は、大多数の男性の勃起力を改善し、海綿体の血流を促進することで効果を発揮します。これらの薬は一般的に必要に応じて使用され、性行為の約1時間前に服用する必要があります。
テストステロンとED
加齢に伴う現象として、勃起機能やテストステロン値の低下が挙げられます。これらに加えて、冠動脈疾患のリスク増加、筋肉の衰え、骨密度と性欲の低下があり、これらすべての要因がテストステロンの代謝と関係しています。この場合は、テストステロン補充療法(TRT)により治療します。
テストステロンの測定には、血清検体を使用しますが、テストステロン量は変動し、朝に最大となるため、朝に採取するのが理想的です。TRTは比較的安全で、男性は潜在的に勃起機能の改善を見ることができます。
心理学的カウンセリング
EDの原因がパートナーとの問題であることがわかっている場合は、セックスセラピーやカウンセリングを行います。海外ドラマではEDに関わらず、夫婦間のトラブルがあったらすぐにカウンセリングを行う場面が多いのですが、日本ではカウンセリングに対してややネガティブな印象を抱く方が多い傾向にあります。
夫婦の問題を第三者に包み隠さず話すということは勇気のいることですが、話すことによりお互いが考えていることや意見の相違を知ることができ、限りなく解決に向かいます。実際に、ストレス性EDの場合、パートナーが治療に参加すると、50%~70%の確率で問題が解決することがわかっています。男性が一人でカウンセリングを受けるよりもパートナーと受けることに意味があるようです。
また、どのような先生に相談したら良いかわからない場合は、AASECT(American Association of Sexuality Educators, Counselors and Therapists;全米性教育者、カウンセラー、セラピスト協会)による認定をもつ方かどうかを基準にしてみるのもいいかもしれません。
彼らのような性の専門家が電話相談やオンラインカウセリングも行っているため、興味のある方は是非調べてみてくださいね。
その他のE D治療法
EDの治療法はたくさん開発され、陰茎内注射療法、人工陰茎の取り付けなどがありますが、新しく遺伝子治療も検討されています。2004年には、ED治療を目的とした最初の幹細胞研究も報告され、多くの臨床試験が行われています。
また、最近の治療法には、「陰茎低強度衝撃波療法」というものがあります。名前が恐ろしすぎる…。ので、病院によっては「EDマックス」といった機械名で呼んでいたりします笑。この治療法は、ペニスに1500回程度の衝撃波を週2回、3~6週間にわたって与え、新しい血管をつくるはたらきを助けます。
新しい血管ができることで、陰茎海綿体への血流が確保されやすくなり、勃起が可能になります。
しかし、現在E Dの治療はどれも保険適用外になっています。E D治療は男性にとってもパートナーにとっても大事なことです。さらに日本におけるセックス減少や少子化問題などを考えると、E D治療は保険適用にしたほうが良いのではないかと個人的には思います。
有酸素運動をしましょう
これまでE Dの原因や治療法をお伝えしましたが、どれも血行不良が関わっています。治療法も血管新生を促したり、血行促進させたりなど、海綿体の血流を促進させることが重要になります。
そのため、日常生活で皆さんができるものとして、ジョギングやH I I Tなど心拍数が上がる有酸素運動や、お風呂に入るということなどが挙げられます。日頃の生活から血行不良を改善することを心がけてみてください。
参考文献
Mobley et al., 2017, Recent advances in the treatment of erectile dysfunction., Postgraduate Medical Journal., Volume 93, Issue 1105, Page 679–685.