男性方は自己の性的欲求に焦るように、どんどん次を追い求めて行ってしまうことでしょう。
しかし、女性って、どんどん追って行ってそこに「真実」であったり「確信」というものがある訳ではありませんし。
性欲に焦り、追っかけて追っかけて、追っかけて結局、そこには何もなかったという空しい体験をしている方々は少なくありません。
女性を裸にしたところで何もなかった
女性を裸にしたところで何もなかったとはいかなるものでしょうか。
女性はまずは洋服を着ています。
男性たちは、女性を洋服の上から見て、この女性を裸にしたいという妄想を描くことでしょう。
ほとんどの男性たちが女性を裸にできる訳ではありませんので、男性たちはどんどん妄想を膨らませてしまうことになります。
この妄想の累積は、理性的人間の悲劇です。
彼らができることはオナニーして射精して晴らすだけです。
しかし逆に言えば、その妄想にとどまっていた方が女性の肉体に裏切られないでいいのかもしれませ。
エロチシズムのありかは、女性の身体そのものに宿っている訳ではないのですから。
エロチシズムは、身体と衣装の関係に存在しています。
ある男性はラッキーなことに女性をくどくことができ、一枚ジャケットを脱がしていきます。
憧れの女性のジャケットを脱がすことができるなんてもう心臓はバクバクです。
そして、バクバクの理由は、あきらかに次のブラウスを脱がすこと
目指しているからです。
本当にこんな幸せな時間はないとも感じていることでしょう。
どうせ人間は死んでいくのならこの瞬間で死んでしまった方がいいと考えるのかも。いえ、女性にはまだ次のステップが存在しています。
男性は、心臓をバクバクさせて、スカートを脱がします。
パンティーさんコンニチワ。憧れの女性の履いている下着を生で目撃することができなんて……。
親不孝をお許しください。
しかし、私はもうやめることができません。
そして、今度は、震える手はブラジャーの方へ。
ブラジャーを、おそるおそる外せばかわいい小ぶりオッパイが……。
オッパイさんコンニチワ。
そこで男性は、このオッパイをモミモミしたい妄想にかられることでしょう。
そして……。
まだまだ女性には次があります。
次は、パンティー脱がしです。
いきなり脱がすのはもったいないので、ちょっと脱がしたら、またもとに戻したりして……。
女性たちはこの男何をしてんだ?と思っていることでしょう。
しかし男性たちは素敵な時間をできるだけ長持ちさせたいと思っているのです。
この男性の心理をわかってあげてください。
そして、女性の陰部の密林を目撃しました。
女性たちには、陰部にこんな野生が隠されていたのです。
女性の野生を目撃し、男性も猛獣と化していいものだと錯覚したのではないでしょうか。
女性をベッドで真っ裸にした
そして、男性は女性をベッドの上で真っ裸にしました。
実際問題、ここで冷めてしまう男性って最近結構多いようです。
それはエロチシズムは衣服と身体の関係に存在しているからです。
アダムとイヴの例を出すまでもありませんが、
衣装を身にまとってしまったから人たちは、恥ずかしさを覚えてしまったのです。
衣装を着て裸が隠されているからそこに衣装からエロチシズムがにじみだしてくるのです。
男性たちはエロチシズムの本質を探ろうと衣装をたまねぎの皮のように抜いていくのですが、結局は、裸にしてもエロチシズムの確信などさがしあてることはできませんでした。
そして、そこに存在しているのは単にお肉の塊です。
しかし、まだまだ男性にとつてやるべきことは存在しています。
女性とセックスをし、女性を破壊することであり、自分色にそめあげることです。そこまで完了すれば、男性たちは征服した満足感にうち震えることでしょう。
セックスしたあとの男性たちが感じる虚しさとは何か
男性は、女性とセックスをして征服感に酔いしれているのかもしれません。
そのようなものがたばこの煙のようにふわふわしているうちはまだいいのかもしれませんが、ヤり終えてしまったあとベッドに転がっているは、単に肉の塊にすぎません。
男性たちは、完結型の性を持っています。射精すれば完結しますが、女性の方々は射精をしないので性の快感は持続し続けることができます。
そのような意味でも男性にとって、女性の真っ裸の身体にはセックスしたあと挫折がとりまいています。
性のメカニズムとは
男性の方々は誤解しているかもしれませんので、このあたりのことを明確にしてほしいのですが。
エロチシズムには確信がありません。
では、エロチシズムが何かといえば、裸の身体に衣装を着るから、衣装からにじみ出てくるのです。
衣装と裸の関係でエロチシズムは作られているのであって、衣装を脱がせばそこでエロチシズムの真実に出会う訳ではありません。
そこにはやはり肉の塊があるだけ……。
いえ、女性の身体を肉のかたまりとは失礼な。
女性は、身体から男性を惹きつけるための本能的なものが発散されているともいうことができます。
それはエロチシズムとはほど遠い、人間の子孫繁栄の本能にかかわる部分です。
人間には、このような本能が存在していることも当たり前のことです。
しかし、何度も言いますがそれはエロチシズムではありません。
エロチシズムは、衣装を身に着けた時にはじめて浮かび上がってくるものなのですから。
裸を隠し、男性をじらし続けることでエロチシズムは、どんどん蓄積し続けてしまうことでしょう。
そこで、女性を裸にして鬱憤を晴らすことができない男性たちは、オナニーで解消する以上方法はありません。