1
お客さんの差し入れは嬉しい？迷惑？メンズエステ嬢の本音
来店の際に、メンズエステ嬢に差し入れを持ってきてくれるお客さんは結構多い。
頂くものは、飲み物やスイーツなどさまざまだ。
嬉しいものもあれば、申し訳ないが「正直いらない」というものもある。
お客さんが好意で差し入れしてくれているのがわかるだけに、ほとんどのメンエス嬢は喜んだふりをして受け取るだろう。
しかし、本音では「クソいらない」と思われているとしたら・・・。
悲しすぎはしないだろうか。
中身むきだし系の食べ物は警戒される
ケーキなど、箱を開けるとむき出しになっている食べ物などは警戒してしまうセラピストが多い。
また、コーヒーショップでテイクアウトした飲み物なども、一度フタを開けても開けたかどうかわからないので、これも怖い。
つまり、「食べ物に何か異物が入っているのでは」ということを警戒しているのである。
「好意で差し入れしているのに失礼な」という人もいるだろう。
しかし、お客さんからの差し入れで恐怖を味わっているセラピストは少なくない。
また、セラピストは体型維持も仕事の一つであることから、ダイエット中にスイーツを差し入れするなど、嫌がらせでしかない。
どんな恋愛マニュアルから引っ張ってきた知識なのか知らないが、「女性は甘いものが好き」と考えている男性が多い。
しかし、その考えは改めたほうがいい。
甘いものが好きであるという事実に、女性も男性も関係ない。
ただの個人的な嗜好であり、そこに男女差はないからである。
これは、比較的高い年齢層の男性が勘違いしていることが多い。
手作り系の食べ物は絶対に無理
以前手作りのおにぎりを手土産に持ってきたお客さんがいた。
絶対にお断りである。
手作りの時点ですでにNG なのに、素手で握ったおにぎりなど恐ろしくて食べられるわけがない。
私は、おにぎりは自分か母親が握ったものしか食べない主義である。
知らないおっさんが握ったおにぎり。
そんな破壊力抜群のものを、口にする勇気は私にはない。
おにぎりに限らず、手作り系の手土産は確実に警戒される。
それこそ、何が入っているかわからない。
さらに、お客さんから「一緒に食べよう」と言われたら、地獄である。
手作りの食べ物は、お客さんからもらって困るワーストワンの手土産だ。
差し入れすれば本番できると勘違い
初回で手土産を持ってくるお客さんもいるが、私はそういうお客さんを警戒してしまう。
特に、コンビニスイーツをくれるお客さんはかなり警戒する。
なぜなら、コンビニスイーツの差し入れを持ってくるお客さんは、ほぼ100%本強客だから。
これは私の統計なので、そうではないパターンもあると思う。
しかし今までの経験から、私の中で「コンビニスイーツ客はヤバイ」とインプットされてしまっているから仕方ない。
以前、上着のポケットに入っているエクレアやシュークリームを差し出すおじさんがいたが、いつ買ったのかもわからないし、いつからそのポケットに入っていたかわからないエクレアなど怖くて食べられるわけがない。
さすがに捨てるのは申し訳ないので、いつもスタッフに押し付けていた。
コンビニスイーツを差し入れするお客さんに共通するのは、「差し入れ持ってきたんだからやらせて」オーラを出していること。
コンビニスイーツ客の本強を断ったら、「差し入れ持ってきたじゃん」とダイレクトに言われたこともある。
こちらサイドからすれば、コンビニスイーツなんて自分で食べたい時にいくらでも買えるのだと言いたい。
結局一番嬉しい差し入れは現金
メンズエステ嬢と仲よくなりたい、あわよくば本番したいという下心があるなら、現金を差し入れするのが最も効果が高い。
パンスト、バイブなどの各オプションには料金設定があるのに、なぜ無料で本番をしなければならないのか。
ちょっと何言ってるかわからない。
極まれに、「この人だったらプライベートでしてもいいかなー」というお客さんがいるが、そういう人はスッと1万円札を出してくる。
しかしそういう人は当然モテるので、メンエスに通い詰めるようなタイプではない。
単なる気分転換、出張に来たついでなど、遭遇率はかなり低いのが残念なところである。
