一昨年の5月、何してた？｜つむぎ／ハイブリッドヘルス小岩中央

一昨年の5月、何してた？

2024/05/14 (火) 00:04:25

こんばんは、つむぎです。
毎年5月頃は一年で最も体調が悪い季節なので、去年は例のジベル薔薇色なんちゃらでうだうだしていた記憶があるのですが、一昨日何をしていたのか全く思い出せなかったのでスマホの日記を遡っていると、一人で潮干狩りをしていました。

一人で

潮干狩り

はい、自分でも何を言っているのか全くわからないのですが間違いなく一人で潮干狩りをしていたようです。
気が狂っていたとしか思えない


が、日記を読んでいると徐々に記憶が蘇ってきました。
たしかあの日は唐突に「観覧車に乗りたい」と思い立って、でもそのためだけに一人遊園地するほどの気力はないな……という理由で葛西臨海公園駅に降り立ったのでした。
双眼鏡とレジャーシートだけ詰め込んだ小さいリュック一つ背負っていたこと、雲ひとつない快晴の日であったことは鮮明に思い出せます。

観覧車に乗るという目的を果たした後、そのまま帰るのもなんだかなーと思い、園内を散策してちょうどいい木陰にレジャーシートを引いて昼寝でもしたかったのですがいかんせん人が多い。
いい場所は家族連れのテントとレジャーシートに占領されており、徘徊しているうちに葛西渚橋を渡って西なぎさまで来てしまいました。


砂浜とはいえ小さな木が生えている場所もあり、岸にはあまり人がいなかったのでこれ幸いとレジャーシートを引いて改めて海の方を見るとものすごい人の群れ！！！

みんな潮干狩りに来ているようで、小さな熊手とバケツを手に中腰になりながら家族で和気藹々と、あるいは一人で来ている明らかにガチ勢な人まで、多種多様な人たちがみんな貝を掘り起こすという原始的な行為に興じている光景はとても不思議なものでした。
はるか昔の人類は食料採集のために、そして現代の人類は家族で楽しめるレジャーとして。

そういえば潮干狩りってやったことないなーと思い、ショートパンツを履いていたこともあり軽い気持ちでざぶざぶと干潟のぬかるみに足を踏み入れました。


……が、採れない。

びっくりするくらい採れない。


これでも元生物部、川での採集には慣れており、海は初めてとはいえ生き物の潜んでいる場所はある程度予測がつくのです。
しかし指先のすんでのところで逃してしまい、ぷくぷくと気泡を立てて逃げていく貝やカニに若干の苛つきを覚えること数度。
目星は間違っていないのに取れないということは、やり方が間違っているのが理由なはず。

周りを観察すると、やはり本格的な熊手を持っているガチ勢と100均で買えそうな素手とほぼ変わらないおもちゃの熊手を使っている人では戦果に如実な差があるようで、人類が直立二足歩行することによって自由になった手を使い（あるいは道具や武器を前足で持つようになって二足歩行が出来るようになり）、「道具」を手に入れ、さらにはもっと便利な「道具」を作ることが出来るようになり、自然そのままの生活から、自然に働きかけて生活をする存在となったことが万物の霊長への第一歩となる技術革命であったことをまざまざと見せつけられる結果となりました。

思わぬところで人類の進化に感動しつつ、素手で泥を引っ掻いている石器時代以前の女には少々分が悪いので退散しようとすると、ガチ勢家族の男の子がてくてくと近づいてきて、アサリとおぼしき貝を一つ恵んでくれました。

ありがとう少年。その心を持ったまま大人になってくれよ。同級生の女子にも恥ずかしがらずに優しくしてやるんだぞ……とほっこりしつつ、姿が見えなくなったところで貝を海に戻して私も陸に帰りました。


いや、だって持って帰る準備してないし。アサリ一粒で料理なんかできんし。


どうせ命を助けてやったあのアサリもすぐに他の人間に掘り起こされる末路を辿るんだろうなぁ、などと夢も希望もないことを考えながら、人間の生み出した「道具」の一つである電車に揺られて帰路についたのでした。



……今これを書きながらアマゾンの潮干狩りセットを眺めているのですが、意外とお手頃価格なんですね。
今年と来年は忙しいから無理だけど、そのうち専用の道具をフル活用して干潟で無双してやろうかなどと夢想するのも楽しいですね。

なんの話してたんだっけ……？( ๑´•－•)？





｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡:+* ﾟ


⭐1週間の空き状況⭐

・5月16日(木)10:00~18:40🈳、19:00~22:00🈵

⭐出勤予定日⭐

・5月16日(木)10:00~22:00



.