警備員の制服にエロを感じる男!どうも陣内ゴールドです。ガテン系のなかでも、ゆるそうな雰囲気の女性警備員。今回は、バイト警備員21歳に密着取材しちゃいました。一本の缶コーヒーで仲良くなれた彼女のバイト生活。そんな話を一つ。
私の名前は、木村優里(仮称)。アパレル系の専門学校で勉強している21歳!
専門学生は気楽と思われがちだけど、私はとにかく忙しい。土日返上でデザインしたり、服を縫っている。そんな時間のない人が、短期間でガッツリ稼ぐのに人気の仕事!それは警備員だ。
警備員をやった事がない人からしたら、ずーっと立ってるだけと思われ勝ちだけど、実際は大変だったりする。そこで、今回私をナンパしてきた陣内さんに、女性警備員の悩みを打ち明けてみようと思う。
マジで怖い交通案内! 誘導灯ギリギリまで突っ込んでくる○川急便のオジサン
とある住宅地の建設現場での事。住宅地の隅で工事しているので、私の仕事は、左折禁止の案内をする事だった。
「なぁんだ、簡単じゃん?」
先輩警備員さん曰く、近くの住民以外は通行禁止なんだけど、法的に強制力はないので、お願いをしないといけない。
1台目 道を聞いてくるおじいちゃんドライバーの場合
立て看板は出しているんだけど、基本的にスピードをガンガン出してる車が多い。
なので、私は誘導灯をもって路地の斜め前に立っているんだけど、何気に怖い。スレスレを狙って飛ばしているドライバーは、未だに謎だ。
何台か通った後に、乗用車がウインカーをつけながら近づいてきた。
「あ!やばい、ご近所さんかな?」
私の横にゆっくり停車して、中からおじいちゃんが顔をのぞかせた。
「あーすいません、ここら辺に3丁目があると思うんだけど、ここかな?」
「え?3丁目?」
基本的に私たち警備員はスポットで現場にいるので、そこの地理には疎い。
「あ、ごめんなさい。わかんないです」
「えー?だって警備員さんなんでしょ?なんでわかんないの?おかしいでしょ?」
この手の謎のクレームはよくある。私はとりあえず謝るしか出来ない。
というか、ナビ見ろ。
2台目 マジで危ない!態度の悪い○川急便のオッサンドライバー
配達系トラックのおじさんは、こういう通行止めに慣れていている。
だけど今日は違った。閑静な住宅地のなか、結構なスピードを出しているトラック。
これは通りすぎるパターンだなぁと思いながら、立っていたんだけど左折ウインカーを出してきた。
「え?入るの?」
誘導灯を横一文字にしても、スピードを落とさない。え?なに?
私が路地から逃げると、路地の前でやっと停まった。
「おい、なんで通れないんだよ」
「こ、工事してるんで通れないんです」
めっちゃ怖い。ストレスの溜まる仕事なのか、それとも、私が女だからか、めっちゃ怖い。
「ふざけんなよ、迂回路は?」
「え?」
基本的に迂回路は現場が決める話で、警備員は決めないし、そんな事は知らない。
「わかりません。左折はできません」
「っざけんなよ、なんなんだよー」
そして急発進で走り去る○川急便のオッサン。
時間指定を分単位でしてやろうかと思った。
警備員バイトの美味しいところ!ガテン系職人がめっちゃカッコいい!
私がただでさえ日に焼ける仕事を選んでいる理由は、日給の良さとガテン系の職人さんが好きだからだ。
職人 1人目
ガテン系の男の人って怖いイメージがあるんだけど、中には渋過ぎて惚れてしまう人もいる。戸建て建設現場にアメリカントラックで来た60代後半の職人さん。
「渋滞にあっちまった。すまねぇーわ」
銀色の口髭がお洒落で、仕事に入ると黒のサングラスをかけてる。
めっちゃカッコイイ!
「あ、警備員さん。今日よろしくね。俺たちがセメントあげるまで、頼むよ」
毎回この現場に行きたい!シニアのカッコ良さを知ったのは、このバイトのおかげ。
職人2人目
警備のなかでも緩い仕事。それは公園の補修工事の警備だ。
それなりに重機を持ってくるので、警備員は必要だけど、現場はほのぼのしている。
その日は、花壇の補修とアスファルトの敷設。職人さんが、チューリップを丁寧に保護しながら、レンガをセメントでセットしている。
汗をかきながら、キレイに並べていく姿、夕方近くになって満足そうにチューリップを眺める姿…結婚してぇ。
イケメンじゃないけど、仕事をする姿に惚れてしまう。そんなイケナイ女性警備員を5人は知っている。
一番面倒な警備は夜間工事!酔っ払いが絡んでくる魔の繁華街
夜間警備は日給が良い。贅沢し過ぎた私はたまにやる。実は私の会社だと、男性と女性で制服の色が違う。私の会社は黄色の制服。それを知っているのか、ヘルメット被った女をナンパしてくる酔っ払いがいる。
「でへへ、ねーちゃん、赤い棒持って、なに振ってんのぉ?」
だいたい酔っ払いだ。鉄板入りのブーツで蹴れば、女性の私でも足くらい折れるらしいので安心なんだけど、うざい。
酔っ払い 1人目
水道管工事の現場だと、進路規制しないといけない。私は道路の端で、誘導灯を振っていた。
「あーすいません。新宿駅はどっちですかぁ?」
あーたぶんあっちですー、酔っ払いをまともに相手にする警備員はいない。
「あ、女の子なんだぁ。偉いねー。今いくつなの?」
はい?眠いので塩対応。
「ねーよかったらご飯おごってあげるよ、行こっか」
私が先輩警備員に助けを求めると、大抵の酔っ払いはどっかに逃げていく。
警備服着た女と飯を食べるオジサンのセンス、ワロタ。
酔っ払い2人目
明け方近いと冬は寒い。人もそもそも通らないし、車も通らないので、警備する必要なんてないんじゃないかと思う新宿、朝の4時。
「さみーわ。今日冷えるよなぁ」
一人事を呟いてこっちに来るサラリーマンがいた。タバコを路上で吸うあたりクズに違いない。どうやら上司とオールして今から帰るらしい。
「寒いのに朝早く偉いわぁ。まじで」
ちょっと待ってなぁ~とフラフラ自販機まで歩いて、ジュースを買っている。
「これあげるわ」
警備中にこういうナンパはよくある。暇すぎて死にそうな時は、話かけてくれる人で、まとまな人だったら、話していたい。そういう女性警備員はよくいる。
このサラリーマンから、朝ごはんにデニーズのパンケーキとホットココアをおごってもらえる話になったので、私は遊ぶ事にした。この人が陣内ゴールドさん。
名前のセンス、クソワロタ。
一日8千円!立つだけの簡単なお仕事です!
彼女のように、日給で1万弱の金額がもらえるからという理由で、警備の仕事をする子は多いらしい。中には職人と付き合いだす友人もいるそうだ。彼女いわく、基本的にみんなお金がないので、ご飯の誘いに弱い。それが女性警備員だという。
俺の感想か?俺の誘導灯で、しっかり残業させてやったぜ(笑)