スカトロをしたら彼が勃起しなくなった

　付き合って4年と半年。セックスはもっぱらアナル。

　愛撫もキスもなければまるで愛情も感じない。感じないけれどどうししてだか彼のことが好きでいつまでたっても愛おしいし狂おしい。情なのだろう。多分。

　だから何にでも応じてきたし、や、ダメそんな乙女チックなことなど口になどしたこともなかったし今でもない。

　それがいけなかったのだ。

　とうとうあまりに危険な領域にあたしと彼は足を踏み入れてしまったのだ。

　スカトロだ。

　もともとアナルでするようになってからいつもアナルの支度をしていた。

　浣腸をし出すものを出し肛門の中をすっからかんにしておいた。

　だからいつも彼は何のてらいもなく堂々としてアナルセックスに邁進をした。あたしの苦労など露知らずに。今はその実、アナルセックスは嫌いじゃない。

　けれどその日は前もってしておくアナルの掃除が間に合わず彼の前で糞を漏らしてしまったのだ。

　ソファーの上で。臭いが部屋中に充満しあたしはほとんど泣いていた。や、恥ずかしい、無理だよ……。と。

　それでも酔っている彼は決して容赦などはなかった。糞を掘り出しティシュで拭う。臭い。羞恥心が半端なくそれでも彼のすることに逆らうことなどできない。

　彼はふっと立ち上がりあたしの着ているものを全て剥ぎ取ると浴室に連れて行きお尻を突き出すような形にしシャワーヘッドを最大な水圧にし尻の穴に突っ込んだ。お腹に温かいお湯が尻の穴にみるみると入っていく。そうなるとお腹が痛くなりシャワーヘッドを外すともちろん。尻の穴から湯が吹き出る。それも糞と一緒に。何ども何どもそれをされいよいよどうでもよくなってしまいあたしは逆に恍惚的な顔になっていたし感じてもいた。

　温かいお湯が尻の中に入ってくる感覚。それを一気に吹き出す瞬間。尿を漏らしそうになるほど快感だった。おや、とも思った。何ども何どもお湯を入れ綺麗にしようとしても糞のカスが出てくる出てくる。だから彼はくどく何どもお湯を注入し吹きださせた。

　彼は猛烈に聳え立っていた。興奮をしているのだ。

　大概綺麗になったところで彼はアナルにペニスを突っ込んだ。何ども何ども腰を振り彼は酔っているに関わらず果てた。その後脱力をしたようにシャワーを浴びてさっさと出て行ってしまった。

　あたしはその場にしゃがんで尻の穴から精子と水分を出す。白濁した液体と茶色の液体が混じって出てくる。果てしなく出てくる。その後穴が緩んでふと気を抜くと水が出てきてしょうがなかった。だから生理用のナプキンをあてがった。

　彼はその後もスカトロを好むようになり身体中に糞を塗り込まれたとき流石にあたしは臭いと羞恥心とどうでもいい感に泣いた。

　彼はその後から勃起不全になる。あたしで勃たなくなったのだ。奥の奥まで進んでしまった代償はとても大きく知らなくてよかったことなのにあたしたちは自ら地雷を踏んでしまった。

　裸で抱き合ってもまるで勃起しない。

　普通のセックスでよかったしそれだけで十分だった。ただ裸で抱き合うだけでもよかった。のに。彼はもう普通ではダメだろう。マニアではないにしてもこうやってマニアになってゆくのかと考えると何だか怖くなってつめたい床の上にぺたんと座り込みあたしは顔をしかめたままうたた寝している彼の顔を覗き込む。

　スカトロをするなら諦観を視野に入れるべきかも。

　臭いが嫌悪感を抱くのかもしれない。まあ糞や嘔吐を好む人もいるけれどそれを理解し合うって余程の信頼関係が必要かもしれない。

マニアックスの読者さんが入り浸る本物の出会いアプリ

無料ユーザー登録で現金がもらえるよ！！