【チャイエス店外日記】中国人エステ嬢と店外デートをしてみてわかったこと
このまえ「男子の初オナニーの高年齢化が進んでいる」という記事を読んだ。
セックスの低年齢化が進んでいるという話なら聞いたことがあったが、じつは「精通」や「オナニー」に関しては、若干ながら高年齢化が進んでいるのだとか。
ほとんどの男子は中学を卒業する頃までに経験するそうだが、近年、18歳を過ぎてようやくオナニーを知ったという男子が増えているというデータがあり、いささか驚いた。
ぼくの初オナニーはいつだっただろうと、昔の記憶をたどってみたところ、小学6年生の夏休みのある体験を思い出した。おそらくそれが、ぼくにとってはいちばん印象に残っている子供の頃のオナニー体験だと思う。
今回は、小学生時代に経験したオナニーと、その方法について、3つほど思い出話をしてみたいと思う。
関西ローカル『おとなのえほん』
ぼくが小学生だった1980年代後半から90年代にかけて、深夜に関西ローカルで『おとなのえほん』というお色気バラエティー番組が放送されていた。
落語家や漫才師が司会を務め、ゲストにAV女優やグラビアアイドルが多数出演する、エッチなコーナー満載の番組だった。
たしか、デーブ・スペクターや高須クリニックの院長も出演していたと思う。
その当時、自分の部屋にテレビはなかったはずだから、親に見つからずにどうやってその番組を見ていたのか、今となっては思い出せないが、たしかに見ていた記憶がある。
もしかしたら近所だった従姉の家に行って見ていたのかもしれないが、一度や二度ではなかったはずだ。
ひとりでこっそり水着姿の女性たちを見ながら、まだオナニーとも呼べないような行為をしていた記憶がある。
子供が見てはいけない内容だとわかっていたからこそ夢中になれた気がするし、「性」の目覚めを促す要因のひとつになっていたことは間違いないと思う。
エロ本と官能小説
ぼくが初めてエロ本を読んだのは、たしか小学4年生のときだったと思う。
同じクラスの仲のいい男子がこっそり見せてくれたのだ。その友人はある場所に10冊くらいエロ本を隠し持っていた。彼が住んでいた住宅の非常階段のそばの、掃除道具を入れてあるロッカーの中に隠してあったのだ。
どこでそのエロ本を手に入れたのか聞いても教えてくれなかったが、彼に連れられてそのロッカーへ行くたびに新しいエロ本が調達されていたから、飽きることがなかった。
ぼくたちはいつも非常階段の踊り場に腰を下ろして、エロ本のページを繰っていた。
小学4年生だったぼくたちが、それを読んで勃起したりオナニーをしたりすることは当然なかったが、子供が見てはいけないものだということだけは理解していて、何か言いようのない背徳感があった。
もうひとつ、ぼくにとって「性」の目覚めを促しくれたであろう重要なアイテムがあった。
官能小説だ。
当時、ぼくの家では毎日新聞とスポニチをとっていて、スポニチには必ず官能小説の連載があった。ぼくは誰もいないリビングでこっそりスポニチを開き、官能小説を読んでいたのだった。家族がリビングに入ってくると、慌てて野球の試合結果やテレビ欄のページを開いた。
官能小説と同じページには風俗店の広告も掲載されていて、作中に登場する女性たちが、それらの店に在籍しているものだと思い込んでいたぼくは、たまに家族で外食した際にネオン街のそばを通ると、ひとりでドキドキしていた。
官能小説には、エロ本とはまったく違う面白さがあった。難しい表現や読めない漢字もけっこうあったが、直に写真を見るエロ本よりも精神面への刺激が強く、作中に出てきた行為を自分が実際にしていたかのような錯覚に陥ってしまうことがあり、読み終わったあと、ものすごい罪悪感にとらわれることがあった。官能小説を読むことは、ぼくにとっては精神的に非常に疲れる作業でもあった。しかし、二次元の媒体で最も性的に刺激を受けたのは、他ならぬ官能小説だったと思う。
小学6年生になると、こたつに入って寝転がり、新聞の官能小説を読みながら自分の股間を床に押し付けたり愛撫したりすることが、ちょっとしたストレス解消になっていたような気がする。
ウェットスーツの感触が刺激的すぎて、海の中で射精してしまった話
これは、ぼくにとって最も刺激的なオナニー体験であり、初めての「精通」を迎えた瞬間でもあった。
小学6年生の夏休み、ぼくは両親や親戚の人たち10人くらいといっしょに和歌山県に旅行に行った。海沿いにある旅館に泊まり、まる2日間、海水浴や魚釣りなどをして楽しんだ。
いっしょに行った親戚の人たちの中に、従姉の杏樹さん(仮名)がいた。杏樹さんはぼくより13歳年上で、普段から付き合いのある間柄だった。
お互い近所に住んでいて、彼女の家では当時ではめずらしくWOWOW放送が視聴できたから、ぼくはよくメジャーリーグの試合中継を見に行ったりしていた。
当時からスポーツ女子だった杏樹さんの肌は、いつ見てもこんがりと日焼けしていて、旅行先でもサーフィンやスキューバダイビングをしていた。のちに彼女はスポーツジムのインストラクターになり、そこで知り合った社会人ラグビーの選手と結婚した。
彼女の部屋にはロードバイクやサーフィンのボード、ウェットスーツなどが飾ってあったのを覚えている。
旅行1日目、サーフィンを終えた杏樹さんに誘われて、いっしょに海で泳いだ。
当時ぼくはスイミングスクールに通っていて、それなりに泳ぎに自信はあったのだが、やはりプールとは違い、思うように前に進まなかった。
杏樹さんはサーフィンをやっていたから海で泳ぐことにも慣れているようで、ぼくを背中に乗せ、平泳ぎをしながら沖まで連れて行ってくれた。
6年生になってから、ぼくは若い女性といっしょにいるだけでも恥ずかしく感じるようになっていたのに、そんなふうに体を密着させられると、何だか変な気持ちになってきた。
そのときぼくは、スイミングスクールで使っている競泳用のビキニタイプの水着をはいていた。体に張り付くようなフィット感があり、何となく股間のあたりが気になった。
ぼくは杏樹さんの腰のあたりにまたがっていたのだが、彼女のウェットスーツの生地と自分の股間が触れ合う感触が気持ちよく、だんだん頭がクラクラしてきた。
彼女の肩に置いていた両手の力が抜け、ぼくは杏樹さんの背中の上に覆いかぶさるようなかたちになってしまった。
「こらっ、危ないやんか。そんなことしたら溺れるで」
彼女に言われ、ぼくはまた両腕をぴんと伸ばした。
「ちょっと疲れてきた」
ぼくはわざと疲れたような声で言った。
これ以上、彼女と体を密着させていたら気が変になりそうだった。
「じゃあ、そろそろ戻ろか?」
彼女は方向転換すると、砂浜のほうに向かって泳ぎ始めた。
昼食後、ぼくは岩場から近い場所で素潜りをし、網や銛を使って魚を獲った。小さなイワシみたいな魚と、派手な模様のベラが獲れた。
岩の上に腰かけて少し休憩しているとき、ふと、夏休みの宿題がまだ半分以上残っていることを思い出した。もう8月の半ばを過ぎていた。明後日、大阪へ帰ればまた勉強を始めなければならないと思うと、億劫だった。
そんなことを考えていると、不意に、先ほど杏樹さんの背中に乗せられて沖まで出たときのことを思い出した。彼女のウェットスーツに触れたときの感触が強烈によみがえってきて、股間がムズムズしてきた。
ぼくは再び海に入った。腰までつかると、股間のあたりがひんやりとしてが気持ちよかった。
無意識に股間に手が伸び、水着の上から撫でたり、おちんちんの先っぽを指でつまんだりしていた。
足が届かない深さまで来ると、泳ぎながら片ほうの手を水着の中に入れた。
おちんちんの先っぽを指でつまんでねじったり、全体を優しく撫でたりした。
浅瀬のほうへ引き返しながら、また水着の上から股間を愛撫していたとき、これまでに経験したことのない快感が込み上げてきて、体がビクッと震えた。
その瞬間、ぼくは「アッ!」と声を出した。おしっこを漏らしてしまったと思ったのだ。
しかし、海の中でのことだったからあまり気にせず、そのまま岩場へ上がった。
浜辺のほうから父が呼びに来て、旅館へ戻ることになった。
ぼくは水着のまま旅館まで歩いて行った。
旅館の裏にシャワーがあり、そこで体を洗って着替えをした。
水着を脱いだとき、おちんちんの先に白く濁った液体が付着しているのを見て、何が起きたのかぼくは咄嗟に理解した。
夏休みに入る前、学校で6年生だけを対象に性教育がおこなわれていた。そのときに担任の先生が話していたことを思い出したのだ。
「大人になる過程で誰もがそうなる。ならなかったら病気や」と先生は言った。
ぼくは股間をシャワーで綺麗に洗った。はいていた水着も裏返して洗った。
部屋へ戻り、水着とバスタオルを母に渡すとき、ちょっと気まずい感じがしたが、なんとか平静を装った。
翌日、また杏樹さんから泳ぎに行こうと誘われたが、ぼくは適当に言い訳をして断った。
その日はずっと魚釣りをして過ごした。
帰りの車の中でも、ぼくはできるだけ杏樹さんから離れて座り、真っ赤に日焼けした酒臭い叔父さんとばかりしゃべっていた。
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