職業、AV女優です！女優の引退後についてぶっちゃける

職業、AV女優です

（デビュー作とかこういう↑パケ、めっちゃあるよね？？？？？）
 
なんかこのフレーズ、すごい流行ってる（た）気がする。
 
そう、実はAVデビューして3年くらいは女優の仕事を続けていた。
 
風俗店は死ぬほど転々としていたくせに、AVの仕事は続けられていたから自分でも驚いた。
 
前の記事にも書いたけど、今のアダルト現場のギャラは安い。
 
拘束時間だって本当に長い。
 
そのくせ面接にギャラは発生しないとか、なるべくSNSはやるようにとか（任意だけど）、昔ほど稼げない割にやることは多い。
 
だからサクッと稼ぎたい場合、全く向いてない職業とも言える。女優が稼げるなんて時代はとっくに終わっていた。
 
ギャラの振り込みは月イチだしさ。源泉徴収は引かれてるしね。確定申告とかよく分かってない子からすると、「なんで引かれてるの？」って感じだよね。
 
ある意味非効率的な職業なんだけど、ずっとなんとな～く生きてきちゃったしらいしにとって、AV女優と言う仕事はやりがいがあった。
 
「たかがセックスしてるだけだろうが！」と思われそうだけど、例えアダルトでも一つの作品を作り上げる達成感はすごい。
 
全員が協力しないと現場はスムーズに進まないし、良いものも作れない。
 
そんなやりがいを持って働くのが、楽しかったのだ。
 
特に人気も無かったし、イベントとかもやってないんだけど、それでもメーカーからお声が掛かるのも嬉しかった。
 
あんまりAVに関してはお金！お金！といった感覚で仕事をしてなかったかな。
 
もちろん手っ取り早くお金が欲しい子は、効率の悪さに気付いてすぐ辞めていく。
 
ぶっちゃけるとAVに出るより、一回二回作品に出て、その作品のパッケージを持って風俗の出稼ぎに行く方が稼げちゃったり……。
 
本当に一本しか出てなくても、「現役AV女優！」とか言えばある程度お客さんはつくしね。
 
とはいえこの方法、限界がありますけど。
 
ゆる～くAV出続けて、ちょいちょいパッケージ使って出稼ぎ！なら稼げる。だって出続けているなら確かに「現役」だから。
 
でも一回二回くらいだと、月日が経てば新鮮味がなくなる。
 
いくら店が「現役！」と売り出したって、調べれば全然新作出てないじゃ～ん！ってことなんてすぐ分かるし。
 
そうなるとお客のつきも悪くなる。出稼ぎも、段々行けるところが少なくなる。（リピートが多ければ行けるけどね）
 
そうやって先が見えなくなってしまった子を、そこそこ見てきた。
 
アダルト業界にいるということは楽しさ・やりがいを引き換えに、色々な子を見て心をすり減らすことも多かったかなぁ……。

AV女優を辞めた後はDOするんだ？

（しらいしはOLです、漏らしたことは残念ながらございません。ちゃんとトイレでします。）
 
AV女優が引退した後、一体何をしているんだろう？と気になるお兄さんたちも多いだろう。
 
そんなこと気にしてねーでさっさとシコって寝ろ！と言いたいところだが、せっかくの機会なので教えてあげるよ。仕方ねーな。
 
引退後は本当に人それぞれで、結婚、出産、就職、ニート、風俗嬢、キャバ嬢、帰省など様々だ。
 
しらいしのような就職組はぶっちゃけ少ない。マジで。10人いたら1人いるかいないかくらいだ。
 
多いのはやはりキャバ嬢か風俗嬢で、あとはパパ活とかもかなりいる。パパに養ってもらって生きてるみたいな。
 
本当にしれっと普通の生活に戻る子もいるけど、引退後も体を売り続けている子が多かったりもする。
 
結局他にやりたいことも見つからなくて、そうなっちゃう的なね。
 
中には援デリ（違法デリ）に身を落とす子だっていた。
 
やっぱり一度大金を手にした以上、一般職に戻るのなんてバカバカしいんだと思う。だって月給20万でなんか生活するの苦しいじゃん。
 
特にホストに狂っちゃった子なんて金銭感覚がおかしいから、AVを辞めても「月100万以上ないと暮らせないの！」なんて言い出したりするし。
 
本人が納得して、やりたくてやってるなら構わないけどね。だた、不本意だけどこれしか出来ないし……みたいな悲しいケースだって全然ある。
 
アダルト業界って、自由だ。働き方も生き方も、全部自分で決められる。
 
でもそれってある意味危険で、誰も止めてくれないからこそどんどん坂道を下ってしまうことだってあるのだ。
 
業界の人って優しい。でも、優しすぎるくらい優しい。言い換えれば、甘い。
 
だから怒られることなんてないし、現場飛ばしても（飛ばす＝バックレ）そこそこ売れていればメーカーも再度仕事回しちゃうし。
 
そこで変なプライドが育ったり、私これでいいんだわっていう思い上がりが立派に完成して、アダルト以外の世界で生きられなくなる子、本当にたくさんいる。
 
傍から見ればすごく浮世離れした話のように思えるけど、当人たちからすればそれが普通なのだから、何の疑いの心も持たない。
 
だからきれいさっぱり業界から抜けるって、本当に難しいのだ。
 
こうやって偉そうに書いているしらいしだって、性産業から抜け出すのに5年くらい掛かっている。
 
なかなか外の空気を吸うことも知らなかったから、本当に当時は考えが凝り固まっていたなぁ。
 
まぁマイナスなことばっかり書いちゃったけど、幸せに業界を卒業していく子だっていっぱいいるのでご安心を。
 
とてもいい人が見つかって寿退職したり、他にやりたいことが見つかってジョブチャンジしするパターンだってある。
 
つまり自分を強く持たないと、波に飲まれちゃう業界なんだよ～って話だよ。分かったか！

クソ真面目な文章書いたら疲れた、ねる（鼻ほじ）

はい、次回は遂にAV女優編最終回です。
 
しらいしの引退秘話（別に秘話でもない）について語っちゃおうと思うぜよ。
 
ちなみにAVを引退したからってこのコラムが終わるわけでは無いのだった、残念だったな、おめーら！！
 
今回はクソ真面目に色々書きすぎたので、次回からまたいつものテンションに戻っちゃうよ！お楽しみに！

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