外国人向け出会い系サイト『JapanCupid.com』を通じてたくさんの外国人女性と知り合い、そのうち何人かとはデートも実現し、現在でも関係が続いている女性もいます。
今回は、これまでにデートした外国人の中で唯一の海外在住者だった、あるドイツ人女性とのエピソードをご紹介したいと思います。
英語ができるドイツ人でよかった
ドイツ人女性のシュミットさん(仮名)からメッセージが届いたのは、まだサイトを利用し始めて間もない頃で、私はちょうど、ウクライナ人の女性と文通をしていました。
シュミットさんのプロフィールを見ると、年齢は34歳で、ドイツで幼稚園の先生をしているということでした。ブロンドの白人女性でしたが、きりっとしたクールな顔立ちではなく、ほんわかした、やさしそうな感じの人でした。身長も160㎝と小柄でした。
自己紹介文には、日本の文化に大変興味を持っていると書かれていて、とくに漫画やアニメに対する熱の入れようは相当なものであることが伝わってきました。
また、彼女は合気道の有段者で、最近は杖道も習い始めたと書かれてありました。合気道はわかりますが、杖道がいったいどういうものなのかわかりませんでした。
彼女がアルファベットで「Jodo」と書いていたため、最初、柔道の間違いではないかと思いましたが、調べてみると、「杖道」というものが存在し、長い杖のようなものを操る武道であることがわかりました。
私は小学生の頃に友達といっしょに少林寺拳法の道場に通っていたことがあったので、武道をたしなむ彼女に少し興味が湧きましたが、いかんせんドイツ在住ということで、たぶんデートするのは無理だろうと思い、メッセージには返信せずに放っていました。
ところが2週間ほどして、シュミットさんから再びメッセージが届いたのです。
最初のメッセージは簡単な挨拶ていどでしたが、今度はもう少し長い英文で、日本の文化、とくに漫画やアニメについて色々と知りたいので、文通してもらえませんかと書かれてありました。
私は、自分も漫画やアニメが好きであること、小学生時代には少林寺拳法の道場に通っていたということなどを書いて、彼女に返信しました。
翌日にはさっそく返事があり、彼女が漫画やアニメよりも、少林寺拳法に興味を持ったことがわかりました。彼女は色々と質問してきました。私はできるかぎり丁寧に、辞書を引きながら質問に答えていきました。
彼女が英語のできる人でよかったと思いました。これがドイツ語だったら、私はパニックになっていたことでしょう。大学1回生のとき、私は第二外国語にドイツ語を選択しました。英語にはそれなりの自信があった私は、同じような感じだろうと高をくくり、えらい目に遭いました。結局、単位を落としてしまい、追試を受けることになりました。半泣きになりながら同じクラスの女の子に教えてもらい、なんとか追試をクリアしたのでした。
武道家でコスプレイヤーの彼女
サイト内のメッセージで何度かやり取りしたあと、シュミットさんからGmailのアドレスを教えられ、そこへ移って文通を続けることになりました。
彼女は日本文化に対する知識が豊富なだけでなく、独学で日本語の勉強もしているといい、ドイツ国内でJLPT(日本語能力試験)を受験し、N5(5級)に合格したとありました。
ときどき文章に写真を添付して送ってくれました。合気道や杖道の練習風景が写っていて、凛々しい顔つきで組み手をおこなう彼女の姿がありました。同じ道場生の中に、ドイツ人と結婚している年配の日本人女性がいて、その人からも日本語を教えてもらっているそうでした。
ドイツで開催されたアニメフェスタの写真もあり、彼女がコスプレイヤーとして参加していることがわかりました。「セーラームーン」や「NARUTO」のコスプレをしている彼女の写真を見て、恥ずかしながらちょっとムラムラしてしまいました。
アニメフェスタについていろいろ聞いていると、ヨーロッパ圏のアニメファンは、ちょっとしたパーティーに参加するような感覚でフェスに参加していて、コスプレについても、ハロウィンで仮装するときのようなニュアンスでアニメのコスプレを楽しんでいるということがわかってきました。
日本でいう「オタク」的な感覚、ファンどうしの同属意識みたいなものはなく、日本人が花火大会や盆踊りに行くくらいの感覚なのだとわかりました。
アニメ文化に対してそういった意識の違いがあることに興味を持った私は、のちに「〝海外の反応〟に思うこと」というタイトルで、あるメディア系サイトでコラムを書くことになりました。
Gmailでのやり取りが半年ほど続いた頃、シュミットさんから「来年の夏に日本へ旅行に行きます」と言われました。彼女はこれまでにも2度、旅行で日本へ来たことがあるそうで、今回は京都をメインに、大阪や姫路にも行くつもりだと書かれてありました。
京都を観光したあと、姫路城を見に行く途中に大阪へ寄るので、そのときにふたりで会えないか。できれば京都観光もいっしょに回れないだろうか、と言われました。
私は、1年後のことなので何とも言えないが、できるだけスケジュールは調整するつもりだと伝えました。彼女は、いっしょに食事もしたいので、おすすめの店があれば教えてほしいと言いました。
ドイツ人は几帳面?それは人によります。
1年後の夏に日本へ旅行に来た際、私とデートをしたいと言ったシュミットさん。
それまでは引き続きGmailで文通をし、定期的に近況を報告し合うことになりました。
相変わらず日本の漫画やアニメ、武道の話題が中心になりましたが、長く文通を続けていると、実際に会ったことはなくても、お互いの性格なんかは何となく見えてくるものです。
ドイツ人というと、勤勉、几帳面、あるいは神経質といったイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。メディアなどを通してそういった情報を見聞きすることがあるからだと思うのですが、私もやはり、ドイツ人は几帳面な人種で、どことなく日本人と似ているというイメージを持っていました。
シュミットさんに対してもやはり、そのようなイメージを持ってメッセージのやり取りをしていました。
ところが文通を続けていくうち、彼女の性格にちょっと疑問を感じるようになっていきました。注意力に欠けるというか、相手の話をちゃんと聞かない人なのではないかと思うようになりました。
こちらが質問したことに対して的外れな回答をしてきたり、こちらの質問をスルーしてくることがたびたび起こるのでした。
私の書く英文がおかしいのか、あるいは彼女が読解できていないのかとも考えましたが、そんなことはなく、正確に答えが返ってくることもあるのです。
何度目かに質問をスルーされたとき、私が「この前の質問の答えをまだ聞いていないけど、どう思いますか?」と再度質問してみたところ、彼女から「すっかり忘れていました。いま読み返してみて気づきました。ごめんなさい」と返答があり、ようやく回答をいただけたのでした。やはりこちらが送った文章をちゃんと読まずに返信しているようでした。
また、メッセージの初めに書いてある「Dear, ○○」の部分の、私の名前のスペルがときどき間違っていることもありました。毎回書いているにもかかわらず、ときどきスペルを間違えてくるというのは、なかなかないことだと思いました。
人の性格というのは国ごとに決まっているわけではなく、個人レベルで見るべきだということを、改めて感じさせられました。
こんな人とはちょっと…
そんな感じで1年が経ち、その年の8月下旬、ついにシュミットさんが日本へやって来ることになりました。
できれば京都観光もいっしょに回りたかったのですが、塾講師をしていた私は、ちょうど夏休みの夏期講習の真っ最中だったのです。長い休みを取ることはまず無理だったため、結局、彼女とは大阪でだけ会うことになりました。
シュミットさんが来日する2週間前に、私は携帯電話のメールアドレスを彼女に教え、日本に到着したら連絡してくださいと伝えておきました。
彼女は25日の朝に到着し、京都のホテルに宿泊することになっていると言いました。初日は京都市内を観光し、翌日、新大阪駅で私と落ち合うことになりました。
私は26日に丸1日休みを取りました。
ところが10日前になり、彼女から「日付を間違えていました」という連絡が来たのです。
じつは25日ではなく、26日に日本に到着するというのです。よって、私と会うのは27日になるというわけです。
私はあきれてしまいました。時差があるとはいえ、旅行の日程をそう簡単に間違えるものだろうか。やはりこの人は、どこか抜けているところがあるのだと改めて思いました。
私は職場の上司に無理を言って、急きょ休みを27日に変更してもらいました。
そして当日、午前11時に、彼女にあらかじめ指定しておいた新大阪駅の待ち合わせ場所へ向かいました。実際に会うのはこの日が初めてなので、かなり緊張しました。この日のために、私はドイツ語の挨拶を勉強し直してきました。
待ち合わせ場所へ行くと、こちらに背を向けて長椅子に座るブロンドの女性の姿がありました。ガイドブックに目を落としている彼女に声をかけました。
「こんにちは、シュミットさんですか?」
ものすごくたどたどしいドイツ語でそう話しかけました。
振り向いた彼女は満面に笑みを浮かべ、立ち上がると、「シュミットです。はじめまして」と、私のドイツ語と同じくらいたどたどしい日本語で挨拶してきました。
お互い握手を交わすと、そこからは英語で会話しました。私のほうは片言ですが、彼女はけっこう上手に話していました。
シュミットさんは思っていたよりも小柄で、ものすごく小顔でした。おっとりした女性だというイメージを持っていましたが、けっこうハキハキとしゃべる人でした。
体つきは細身ですが、なかなかの巨乳の持ち主らしく、Tシャツの胸元が大きく盛り上がっていました。
駅構内のカフェで、少し早めの昼食をとりました。
今回の旅行のことや、合気道のことなどを1時間近く話したあと、店を出ました。
「さて、このあとどうしますか?行きたい場所はありますか?大阪だったらどこでも案内しますよ」
私の言葉に、シュミットさんはきょとんとした表情で、小さく肩をすぼめて見せました。
「このあと友達と会うことになってるから、残念だけど、あなたとはここでお別れよ。昨夜のメールで言ったと思うけど…」
私は唖然としました。たしかに昨夜、彼女からメールをもらいましたが、そのようなことは一切書かれてありませんでした。当然、今日1日は彼女と過ごすものだと思い、私はここへ来たのでした。そのために休みも取ったのです。
「今日はふたりで大阪を観光する予定じゃなかったんですか?友達と会うなんて話は聞いてないですよ」
私は込み上げてくる怒りを必死に抑えながら、彼女に言いました。
「そんなことないわ。昨夜のメールで伝えたはずよ。わたしは昨日から京都にいる日本人女性の家に泊まっていて、今日も彼女と会う約束をしているのよ」
彼女は何が何だかわからないといったふうに、首を横に振りました。
何が何だかわからないのはこっちのほうです。京都にいる日本人女性の家に泊まるという話も初めて聞きました。彼女は最初、京都のホテルに泊まると言っていました。
「自分のメールを確認してみてください。僕も確認しますから」
私はうんざりしながら携帯電話を取り出しました。やはり彼女からのメールに、日本人女性と会うという話は書かれていませんでした。
自分の携帯電話を確認したシュミットさんは溜め息をつくと、おおげさに何度も首を横に振りました。
「ごめんなさい。わたしがうっかりしていました。メールに書いておいたつもりだったんですが…ごめんなさい」
彼女は額に手を当て、大きな溜め息をつきました。
「でも、彼女との約束を断るわけにもいかないわ。もうすぐここへ来るはずだし…」
私との約束は破ってもいいのかと思い、また怒りが込み上げてきました。
「わかりました。僕はもう帰りますので」
私は必死に冷静を装いながら言いました。
「本当にごめんなさい。でも、もし時間があったら連絡するわ。夕食を食べるくらいの時間ならあるかもしれないから」
彼女のその言葉に、私の気持ちは完全に吹っ切れてしまいました。
早くこの女の前から立ち去りたいと思いました。
「時間があったら連絡するわ」
「わかりました…」
私は彼女の顔も見ずに、その場を離れました。
歩きながら、何度もため息がこぼれました。こんな後味の悪いデートは初めてでした。
外国人にも色んな人がいるもんだなあと思いました。
やはり人の性格というのは、国柄や文化に左右されるものではないということです。
どこの国の人と付き合うにしても、個人レベルで人を判断しなければいけないと考えさせられた、貴重な体験になりました。
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