前回の記事で、エロの聖地吉原へ足を踏み入れたしらいし。
閑静な住宅街にずらりと並ぶソープ街の異質さに驚き、「遊郭とは?」と期待を裏切られてしまった。
しかしソープランドのルールや講習は今までにない面白みがあり、俄然やる気が湧いてきた。
けれどもそんな気持ちに水を差すように、紹介者のオンナがなけなしの紹介料を貰って店をぶっ飛ぶ自体に。
そのあとLINEはブロックされていましたとさ!身代わり要因に使われたしらいし、結局ここでも、ドナドナ!
お風呂屋さんへいらっしゃい
図は入店時に購入した業務用コンドームのパッケージ。なんか宝くじのキャラクターみたくなってしまった。
ソープランドに勤務してからは、ヘルスとの違いをひしひしと感じていた。
まず客層というか、来店するお客様がやはり違う。
ヘルスよりもソープの方が、年齢が高く感じられた。
あと頂くお土産やプレゼント率の高さ!これは今までの格安ヘルスとは比べ物にならないくらい、色々貰った。
在籍していたソープも格安ではあったんだけど、全然違う。
ヘルスではコンビニスイーツとかペットボトルのお茶とか、気軽に買えるものが多かったんだけど、ソープはデパートのお弁当とか出張帰りの地方土産とか、少し凝ったものが多かった。
手土産をぶら下げていらっしゃるお客様が本当に多いのである。
全てありがたく頂いていたけれど、そのせいかちょっとデブった。
それでも食費は浮くし、おいしいものも頂けるし、なんやかんやで助かっていた。
あと指名を返して頂ける期間というか、リピートするまで早い人ばかり。
「店舗の常連客」を何年も続けている方がかなりいて、そういった方は次回の予約もスマートである。
「また来るヨ」と言い残して一生来ない客は星の数ほどいる。ってか、
「また来る」とわざわざ言う方が二度と来ない率が高かったりする。
けれどもソープのお客様は「次〇日来たいんだけど、いる?」等、話が早いのだ。
まぁ店舗によるのかもしれないし、「絶対ソープの客はこう!」と言い切れないけれど、そうやって遊び慣れた人が多かった。
平日にデリ、土日はソープという忙しい日々を過ごしていたんだけど、指名率は圧倒的にソープの方が良かった。
ま、しらいしのデリの接客がびっみょ~だったのも理由の一つだと思うけど。
姫予約という言葉を聞きました。
「ソレハ、ナンデスカ?」と聞き慣れない言葉にカタコトになるしらいし。
お客様曰く、次回の来店予定を女の子に伝えて予約をいれることだという。
方法はメールとか電話とか、今の時代ならSNSから出来るパターンもある。(風俗嬢専用アカウントを持っているキャストにのみ有効な方法だけど)
簡単に言うと「女の子の連絡先もゲットできるし、店に電話しなくてもいいし」っていうお客様にはなかなかメリットがある予約方法だろう。
しかし姫予約はキャストにもメリットが存在する。
やはり予約状況を自身で把握できるし、店によっては姫予約でバックが上がったりもする。
風俗嬢は接客した分しかお給料が発生しないから、予約でお客様を埋められるようになれば収入も安定するのだ。
吉原のベテランさんなんかは、姫予約で相当先の予定まで埋めていることもあるらしい。
一人のお客様のススメで、予約専用アドレスを作成し姫予約を取った。
姫予約、略して「ひめよ」らしい。
ちょっと業界用語に感動した。なんでかは、分かりません!
ソープにもデメリットはあるんだな
ソープ生活は週に1,2日程度だったからどっぷり浸かったわけでもないんだけど、今まで移動型だったからか、同じ建物内に一日中籠っているのは少しキツイ。
建物も古いし、正直綺麗ではないし、頭文字G(カサカサ~)やしっぽの長いおネズちゃんに遭遇することを恐れていた。
個室待機だったから、「奴らが出たらどうしよう」と常にビビッていたのである。
それから壁も薄いし、隣のアンアンした声やら廊下でお客様をご案内する声など、全て丸聞こえである。
流石に一日そういった声を聞いていると気が滅入ってくるし、気分も下がってくる。
デリヘルの移動時間がいかにリフレッシュできる時間かを、痛感していた。
ぶっちゃけじゃんじゃん稼ぎたい子はソープの方が向いている。
お客様をお迎えさえ出来ればいいのだから、部屋のセットとかをすっげーマッハで終わらせれば、出勤時間内はどんどん予約で埋められる。
けれどもヘルスはお客様の元へ伺わなくてはならないのだ。
特にデリヘルは移動時間がハッキリと読めない。特に金曜の夜や、渋滞に巻き込まれれば
時間もロスし、予約が入れられないこともある。
それでもデリヘルの方が息抜きできるわぁ、と湿気まみれの個室でぼんやり考えていた。(換気扇回しても無意味なくらい湿気まみれだったんだよ)
そんな時に姫予約専用アドレスに「元気にしてる?お店にはいけないけど、ガンバッテネ!あ、返信要らないからね!」というウザイメールが来ると〇したくなるのである。
姫予約のためにアドレスを教えるのに、ご機嫌伺いメールや付き合って欲しいメールや、ご飯へ行こう等の違いメールがまーーーーー届く届く。
「返信要らないからね」っていう謎の気遣いが妙に腹立たしい。だったら送ってくんな!といつも思っていた。
たいして来店しない奴に限ってマメにメールをよこしてくるのである。しかも長文だったりするので、こちらの神経を倍逆撫でするのだ。
メールにて営業をかける女の子もいるらしいけど、しらいしは全くやってなかった。それなのにバンバンくるから、そりゃあストレスでしたとも。
全員が全員とは言わないけど、男性は、てかおっさんはメールになると頭がおかしくなるらしい。
対面して話すととても良い人なのに、メールが絶妙にキモイとかめっちゃあった。
「あやのことを愛している。Fallin Love…」って来た時はそれ家族に見せてみろって本気で言いそうになったほどだ。ダサい歌詞かよ。
とりあえず男性諸君、予約に関係ないメールは送るのはマジでやめよう。
恐怖の館、ソープランド!
そんなこんなでデリ&ソープ生活を続けていたのだけど、なぜか吉原へ行くと肩が重い日々も続き、出勤が億劫になった。
しらいしは地味に霊感があるため、箱に出向くと急に気分が落ちたり、具合が悪くなったり、めまいがすることもあった。
最初はさほど気にしてなかったし、「働き過ぎかしら」と一度ゆるやかに出勤を減らしてはみたんだけど、変化がない。
「きっとアンアン喘ぐ声とかで気分が塞ぐんだ!」と軽く考え、耳せんを所持したり音楽を聴いたけどまるで効果は無し。
そろそろおかしいぞと思い始めた頃だった。なんかここにはいるんじゃないか?と疑ったあたりで、いきなり39度の熱が出た。
全然喉も痛くなかったし、鼻水もでてなかった。なんの前触れもないのにいきなりの高熱が出て、しらいしはぶっ倒れたのである。
別の意味でアヘアへ言っていて、頭がかち割れそうなくらい痛かったのを今でも思い出す。
とりあえずタクシーにブン投げられ、自宅へ強制送還された。
まーーこの時のタクシーの親父がだいぶセクハラジジイで、「お姉さん働きすぎ?お客さんにたくさんイカされちゃったんでしょ!」とか言うもんだからさらに熱が上がりそうだった。
頭が割れそうなくらい痛いのに、ちゃっかりエコーカードは手に持っていて後日クレームの電話を入れたのですが。(返金されたよタク代)
しかしこの熱はなんなのだろう。頭がグルグルしながら、自宅のベッドでうんうんうなされているのだった……。
謎の熱に襲われたしらいし、このまま死ぬのか!?ソープランド勤務はどうなる!?
次回へ続く――!!!
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