【ドイツ混浴サウナレポート6】女子高生と全裸混浴できるミュンヘンのサウナ(Volksbad )
必ずしも「裸=性」ではない
みなさん、裸と聞くと
「エロ」「セックス」
というイメージをお持ちの方も珍しくないと思います。
ところが、ヨーロッパの場合、必ずしも
「裸=性」
ではないです。
つまり
「裸≠性」
なんですね。
「裸」で産まれた自分を自然と同化して精神的にも肉体的にも解き放ち、自らの肉体に自信を持ちありのままの自分をうけいれることがヌーディスト村のひとつの目的です。こういうたくさんの人が裸になることができる場所はフランスだけではなくオランダ、スペイン、デンマーク、フィンランドなど欧州の他国にも類似の場所が存在しています。
特に一番多いのがドイツ。
ドイツの場合は普通の市民プールにサウナが併設されていて、サウナは原則的に男女の区別なく半強制的に全裸でタオルは板に敷くのみなので結構凄いです。中には更衣室が男女の別がないとか、普通のプール部分も曜日や時間を区切って(例:毎金曜日午後6時以降)全裸という場所もあります^^;時々高校生男女4人が全裸のままでプールサイドとか歩いてますが(笑)。
詳しくはまた別項で書きます。
よく考えれば、日本も「裸≠性」の文化に元々属していた国です。今でも混浴の温泉は地方にいけば残ってますし、江戸時代までは混浴が普通で明治以降に禁止となった歴史はあまり知られていません。また昔は1960年代の海女さんがトップレスで海に潜り魚や貝を収穫していました。Youtubeにもその時代の「古きよき日本」の日本時代が残っています。
それだけ「裸≠性」であり、裸についておおらかな国-日本でした。それが次第に変わっていったのだと思います。
ヨーロッパの天気-冬は日が出ないこともことも「裸」になる理由
もう1つ、フランスを含むヨーロッパの人が屋外で裸になる文化を持つ理由があります。
それは
「冬の天気」
です。
自分もヨーロッパに住んだことがあるのでわかるのですが、夏は場所によっては夜10時ぐらいまで外が明るく日が長いのです。それに対して冬は非常に日が短い。陽が昇って明るくなるのが朝8時ごろ、一番太陽が高く上っても日本の冬の朝9時か10時ぐらいの高度で、夕方はもう3時くらいから陽が傾き始めるという昼の時間が「極端」に短いのです。
さらに、ヨーロッパは日本と違って冬、天気が悪くて鉛色の空が1-2週間ずーっと空を覆っていることもめずらしくありません。それくらい冬は
「日差し」
がほとんどないのです。
だから、ヨーロッパの人は夏の間、陽が出ている時間はとにもかくにも太陽の下で活動することを好むわけです。また健康面でも冬に風邪を引かないようできる限り抵抗力をつけるためには日を浴びてビタミンを体に蓄えたい。
そのためには1分も無駄にしたくない。そしてできるかぎり水着などの布で体を覆いたくないという気持ちが芽生えてきたのではないかと。それがこの「ヌーディズム」という考えに結びつくのではないでしょうか?
少なくとも、私はこのように考えています。
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