【風俗講習】SMルームで講習!ドM風俗嬢をイジメまくった時の話
これまで聞いた全てを話し始める
「失礼します」
『うん、どうしたの?』
高杉はソファーに座りながら、忙しそうにノートPCを叩いていた。
それに構わず、私はその前に座って話を始める。
「スタッフの森に会ってきました。もう仕事は辞めるそうです」
『そうなんだ、了解』
素っ気なく、そして興味なさそうに答える高杉。
その態度を見て、心の中に怒りが込み上げてくる。
「なんですかそれ。高杉さん本当は分かってるんじゃないんですか?」
『えっ?なにが?』
「森が仕事に来なくなった理由ですよ!」
苛立ちからか、少し声が大きくなってしまう。感情が高ぶってくるとどうしても声量が大きくなってしまうのは癖なのだろうか…。
が、高杉は変わらずノートPCを叩き続ける。
『知らないよそんなの(笑)』
「本気で言ってるんですか?」
こちらを見もせず、鼻で笑いながら話を聞く高杉を睨み付ける様にして私は話を続けた。
森が何故辞めたのかを伝える
「高杉さん、ずっと森のこと罵倒し続けてたそうですね」
『罵倒っていうか指示した仕事全然しないんだもん』
「それは大東さんが仕事をさぼって、業務を森に押し付けてたからですよ!」
語尾が強まり、声が大きくなる。
森のやつれてしまった顔を思い出すと、冷静に話していられなくなってくる。
「結局それが重なって、森は潰れてしまったんです。そのこと分かってるんですか?」
『だから知らないってそんなの(笑)』
「知らないって…」
『大体なんで森はそのこと黙ってたわけ?言えばいいじゃん』
鬱陶しそうに顔をしかめて話し始める高杉。
駄目だ、この人は弱い立場に人間の気持ちを何もわかっていない。
「普通に考えて、ただのスタッフが自分の店の店長に逆らう様な発言は出来ないですよ」
それを聞いた高杉は少し間を開けてこう答えた。
『じゃあそれは本人のせいだよね』
私には理解できない高杉の言い分
一瞬何を言ってるんだコイツは、と思わず口から出そうになる。
「いや、僕の話聞いてましたか?」
『別に逆らってでも自分の意見を通すのが普通でしょ(笑)』
「だから彼の場合、立場上それができなかったって言ってるじゃないですか!」
『知らねぇよ(笑)なんでそこまでスタッフのこと考えなきゃならんのよ(笑)』
私には高杉が言っていることが全く理解できなかった。
責任者の立場にある人間は、自分の店で働く従業員のことを考えるのが当たり前じゃないのかよ。
スタッフの気持ちも汲み取らず、”知らない”の一言で片づけるなんて、あまりにも酷過ぎる。
「それが責任者として考えるべきことだからです」
『じゃあ逆に聞くけど、俺は今回どうしたらよかったわけ?』
「大東さんが電話に出ない時点で、おかしいと疑うべきだったと思います」
『で?』
「仕事が出来ていない理由が何なのかを明確にすること、そして大東さんからその時点で話を聞いていればこんなことにはならなかったはずです」
ツラツラと責め立てる様に高杉に私の意見を述べる。
「そもそも、別店が管理しているスタッフに毎日暴言吐くなんて事は考えられ…」
そこまで言った時、私の会話を遮る様に高杉が話し出す。
『わかった、わかった。で、小野君はどうしたいの?今日は何の話なの?』
先ほどまで使っていたノートPCを横に避け、高杉はようやく私の方に向き合った。
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