大学時代にサークルの童貞くんの筆下しをしてあげた思い出

愛人シリーズを連載中のライター・新井みずきです。
大学卒業間近に、同級生の男子から「一生のお願い！」と言われて、
彼の童貞卒業をお手伝いしてあげた時のお話です。

大学時代、サークルが同じで、特に仲がいいわけでもない、
知人程度の距離感の男子、Oくんがいました。

卒論を提出し終えて、就職前にのんびりと春休みを満喫していたら、
Oくんくんから「卒論お疲れ〜卒業前にちょっと飲み行かない？ちょっと相談あって」
とメールが来ました。

彼が年下の彼女ができたばかりなのを知っていたので、
「いいよ〜。どしたの、彼女絡み？」と気軽にOK。

返事は「うん、そんなとこ」とのことでした。

大学近くのよくいくカフェっぽいバーで集合し、ひとしきり大学生活の
思い出話などで盛り上がったあと、いよいよ本題っぽい空気になってきました。

「で、相談って何？　彼女とうまくいってないの？」と聞くと、

「実は俺、もう22なのに未体験なんだよね。
　でも彼女より年上だし、今度泊まりするから、リードしたくて、
　でも何もわかんなくてさ、超情けないの。

　女の子ってAVと同じことしてもだめなんでしょ？そういうのわかんないくせに
　経験済みっぽい風なこと言っちゃったんだよ…　見栄はって…

　で、一生のお願い。俺と1回だけやらせてください！！！
　できればいろいろ教えてください！！！

　とんでもないこと言ってるのわかってるけど、みずきに頼みたくて、
　ほんと、お願いします！！！！！！」

と土下座ばりに頼まれて爆笑してしまいました。Oくん笑ってごめん！

Oくんとそこまで仲良くなかったわけでもないんですが、
そんなに恥をかき捨てて頼むのはさぞ勇気がいっただろう、
「見栄はっちゃった」と素直に言えるんだからいい人だなぁと思って、

「しょうがないな、1回だけだよ。
　サークルのみんなには一生内緒にしてよ。
　じゃないとこの情けない相談、バラすからね！

　あとしばらく飲み代おごってね、よろしく」

と引き受けることにしました。

愛人業を大学時代のバイトとしていたことは誰にも話していませんが、
「新井はなんか違う」らしく、「魔性」というあだ名をつけられていまして、
なんかちょっと謎めいたエロキャラみたいな立ち位置だったので、
Oくんが私を相談相手に選んだのも、まあ、さもありなん、という感じでした。

で、私は、誰にも恋愛感情を持たないし、性欲もほとんどないので、
いわゆる「ヤリマン」とはちょっと違うんですが、
相手が暴力的でなくて清潔であれば、無心でお相手できちゃうので、
まあいっか、程度の感じでしたね…

彼のアパートは大学近くだったので、そのまま流れで行くことにしました。
コンビニで汗びっしょりになりながらコンドームを選んで困っている彼に
「サイズが普通なら、0.02とかにしとくと男子は気持ちいいよ」
「彼女ちゃんが初めてなら、バタフライマークの潤滑系にしてあげて」
とか教えてあげたところ、Oくんはその日は0.02を選んでいました（笑）
男の欲ってほんと、もう、ね…

彼のアパートで、シャワーを借りようとしたところ、
「うわー汚い！まずは掃除からだ！」という状態。
彼女ちゃんドン引きだよ！と掃除させました（笑）

私のシャワーの間にトイレも磨いときなよ、と言ってシャワーを浴び、
続けてOくんも浴び、そのあいだ私は部屋をチェック。
女子が引きそう、冷めそうなポイントをメモしておいてあげました。
例えば、いつ洗ったかわからない枕カバーとか…

それから、シャワーを浴びたばかりなのに、緊張と興奮のせいか
また全身汗だくになっているOくんが出てきて、
「今日は恋人っぽくしようね」と抱き合ってキスをしました。

その時点で彼のものはカチカチ。

「新井すごいきれい、ほんとこんなお願いごめん、彼氏とかいるよね…」
と平謝りのOくんに、
「まあ、いないこともないけど、それはお互い様だから気にしないで」
と返事をして、ベッドへ。

ベッドに入り、お互い服は着たままからスタートすることにしました。

「女の子はね、いきなり直接触られるより、抱きしめられて、
　頭をなでられて、キスして、だんだん舌を絡ませて…っていうのが好きだよ。

　それから、体を抱く手が、だんだん背中とか、太ももとかに移っていくと
　どきどきするのね。いきなり胸とかあそことかだめだからね。

　で、言葉に困ったらとにかく”かわいいよ” “大好きだよ”って
　言ってあげてね。”びちょびちょだね”とかはもっと慣れてからにして」

と前戯の指導。

私の体は、気分が乗らなくても手順を踏めば濡れやすいので、
Oくんがぎこちないながらも言った通りに触れてくれると、
だんだん下着が湿ってきました。

Oくんは終始無言。真面目な人なので、きっと緊張して、集中してたんでしょう。

「そろそろ、それっぽいところも触っていいよ。

　まず、胸をブラの上からそっと撫でてね。
　揉まれるのは実は全然気持ちよくないから、触るのは乳首ね。
　ブラの上から触られたあと、ブラを外さずに、手を入れられると興奮する。

　優しく撫でたり、こね回したり、少しつまんだり、なめたり、って感じで、
　やってみてくれる？」

と伝え、その通りやってもらうと、思わず「あっ…！」と声が出てしまい、
Oくんは「今のよかった！？」と大喜びで（苦笑）
夢中でしばらくそれを繰り返していまして、私も我慢せずに声を出して、
彼の自信になればいいな、と応じていました。

ブラの外し方も教えました。男子の夢のフロントホックタイプは
ほぼ非実在だから、ちゃんと手際よく後ろから外すべし、と指導。
これはけっこう苦戦する男性が多いみたいですね。
皆さんにも覚えがないでしょうか？

それから、
「じゃあ、そろそろ、ここも…」とOくんの手を私のショーツの上に導いて、

「下着の上から優しく撫でてね。

　ここが女の子の一番敏感なところだから、
　とにかく優しく、指先でつつくんじゃなくて、
　指数本とか、手のひらで、面で、
　圧力を分散させながら、円を描くイメージ。

　入口の部分は、私は痛いからあんまり触らないでほしい。
　でも好きな子もいるかもしれない、
　個人差大きいから、相手の子の反応を見ながらね」

と、気持ちいい強さがわかるように、彼の手の上から自分の手を添えて、
ソフトタッチを体験してもらいました。

「わ、こんなそっとじゃないとだめなんだね、
　AVのガシガシやってるやつ、そのまましてたら痛い思いさせてたね」
と納得顔のOくん。でもそのうち、

「ねえ、新井、これって濡れてるの？」
とバレてしまい、さすがに私も赤面してしまって、

「うん、Oくんセンスあるよ、気持ちいいから、その調子で」
と冷静を装いましたが、ゼロからの男子って素直でかわいくて、
普段は冷めている私も、なんだか愛しさを感じてしまいました。

「オラオラこれがいいんだろ！」っていう、自称経験豊富くんより、
ずっと優しくて慎重で、彼の初めてをもらえたのは嬉しかったな。

すると、それまで終止無言だったOくんから、

「お願いばっかりでほんと申し訳ないんだけど、
　ちょっと、女性のがどんな風になってるか見せてもらえないかな…」

とリクエスト。

こちらとしても、入れる場所を間違えられても困るなと思って、

「部分の名前を口にするのはすごく恥ずかしいから1回で覚えてね」

と念押しし、少し照明を明るくして、見るのを許しました。

「ここが、さっき触ってもらったクリトリスね。一番敏感だから、
　AVみたいに、皮むいて触ったりとか、ガシガシ擦ったりはだめ。
　くるくる撫でたり、舐めたりキスしたりね。

　で、この下が、大陰唇と、小陰唇ね。
　入れる場所は、これに挟まれて守られてて、この小さい穴が尿道。

　間違えて尿道に指とかあそことか入れたら激痛だから、
　自信なかったらちゃんと明かりつけて確認してあげて。

　入れるのは、ここ、濡れてるとこ。初めての子は、固く閉じてるかも。
　無理しないで、最初は舌を入れる、次に少しだけ指…
　くらいから慣らしてあげてね。

　最後に、ここがおしりの穴。これも間違えて入れやすいから気をつけて。

　おしりの穴を舐めたり触ったりしてから膣口舐めると、
　雑菌に感染して膣炎になったり、膀胱炎になったりするから、
　わかんないうちは下手に手を出さない方がいいよ。

　女の子も恥ずかしがって感じるどころかかえって緊張しちゃうかも」

と、場所を見せながら解説しました。
Oくんはもうメモをとり始めそうな勢いで真剣に聞いていましたね（笑）

こっちもなんだか授業みたいな気持ちで、興奮はどこへやら、
超真顔の2人だったと思います。今、その2人を想像するとシュールです。

解説が終わると、Oくんから、

「またごめん、初めての子が濡れやすいように、舐め方も教えて」

と頼まれ、「も〜〜〜〜しょうがないな！！！」と解説つきでレクチャー。

内容はさすがに恥ずかしいので割愛です（笑）


私はちょっと濃いめの関係が多かったのですが、経験人数はあまり多くないので、
彼の体を見て「へえ〜個人差があるもんだなぁ」なんて思っていました。

「じゃあ、そろそろ入れてみよっか」と切り出すと、

Oくんは先ほど購入したコンドームを不慣れな手つきで取り出して、
「男側？女側？んんん？」となりながらつけ始めました。
途中で毛を巻き込んで「いってー！」と叫んだりして私は爆笑。

「それ、彼女ちゃんとの本番までに、1分以内で終わるように
　練習しといた方がいいね、待ってる間に乾いちゃいそう」

と思わず言ってしまいました。
かわいそうなOくん、情けなさそうに「この一箱、練習用にするわ」

無事コンドームを装着して、正上位で抱き合いながら、キスをして、
レクチャー＆爆笑モードになってしまった私をもう一度盛り上げてもらいました。

それから「じゃあ、来て」と…

Oくんは彼のものを私に当て、
「ここ？あれ？さっき聞いたのどこだっけ？」と大慌て。

やっと探り当てて、ほんの少し「にゅる…」と入った途端、
「あっ、あっ、何これ、あ〜〜〜〜〜ごめん…いく…！！！」
と彼は発射してしまいました。

濡れたあそこに擦りつける感触と、初体験の興奮で、耐えられなかったそうです。

「何もう、かわいいんだけど〜〜〜〜〜！！」と私もちょっと感動しちゃい、
Oくんを抱きしめて、彼が落ち着くのを待ちました。

しばらくすると、さすが22歳男子、すぐ復活してきてリトライ。
2度目はコンドームをつけるのも少しスムーズでした（笑）

そして、さっきの場所に、おそるおそる入ってくる彼。

「うわあ、あったかい、柔らかい、ぬるぬるですげえ…
　しばらくこのままでいい？　感動する…　うわあ…」

とOくんはあそこを中でびくん、びくんとさせながら、私を抱きしめていました。

私も、「そうかそうか」と彼の頭をなでて、
中が彼の形に馴染むように時々締めつけてあげたりしながら、
彼の感動タイム（？）を見守っていました。

この人は、きっと優しいセックスをする人になるなぁと思って、
なんだか温かい気持ちになりましたよ。引き受けてよかったと思いました。

「じゃあ、ちょっと動いてみよっか」と誘うと、
Oくんはおそるおそるピストンを開始。
先ほど一度出てしまっていたのがよかったのか、余裕を感じてこちらも安心です。

「あのね、女子はね、前後の出し入れよりも、
　入れたままぐるぐるとか、ぐりぐりとか、
　そういうのの方が好きかな。

　AVだと、視覚的に派手な方がいいから、出し入れ〜ってしてるけど。

　特に濡れ足りない子は、出し入れするとせっかくの水分が持ってかれて
　乾いてつらくなっちゃうから、入れたままがおすすめ。

　奥まで入れたまま、ちょっと上の方突いてみてくれる？」

と伝えると、その通りにする彼。

私はGスポットが弱いので、好きな場所を刺激されて、
「ああ、そこ好き… ごめん、私の話になっちゃうけど、気持ちいいよ…」
とOくんにしがみつくと、「こうかな？これはどう？」と俄然やる気のOくん。

なんでしょう、男性って挿入になると本能なのか、正しく動けるんでしょうか？
そこからは特に何も言葉にしなくても、Oくんはスムーズに動いて、
私の反応に合わせて強弱をつけてじっくり動かしたり、
パンパン音が出るほど激しくしたり、いろいろ試していました。

やっぱり勉強熱心な人は伸びるな〜…　と頭の片隅で思いながら、
体が先に我慢できなくなって、

「Oくん、最高、すごく上手…
　もうイキそうなの…　イってもいい？
　教えてあげる余裕ないよ、ごめん、ああ…　ごめんね、イく…！！」

と、「いいよ」の返事を聞く前に叫び声をあげながら達してしまいました。

Oくんは

「イってくれてありがとう〜！！
　新井かわいい、感じてくれて嬉しい…
　女の子がイクときって中すごい動くんだね…
　超感動したよ…」

と抱きしめてくれたのですが、息切れして痙攣している私より冷静で、
攻守逆転してしまい、恥ずかしくてたまりませんでした。

もう教えるとかどっちでもいいやと、彼に後はお任せすることにして、
彼の自信になるようにと、好きなだけ喘ぎながら、動きを合わせるだけにしました。

そのうち彼も、

「ああ、俺も限界、ゴムつけてたらそのまま出していいんだよね？」

「うん、顔射とかお腹に出すとかはAVの演出だからね、
　ゴムありなら中で出していいよ」

と息切れしながら返事をすると、Oくんも小さく呻きながら射精…
しばらく抱き合ったままじっとしていました。

落ち着いた頃、事後の処理とケアについてレクチャー。

「男の人のが縮んできちゃうと、ゴムが中で外れて精液が中に入っちゃったり、
　そうじゃなくてもすき間から漏れたりするから、ある程度余韻に浸ったら
　抜くのが安全だよ。

　ゴム外したら、漏れないように先を結んで捨ててね。
　で、軽く自分のを拭いたら、ティッシュは先に女の子に渡してあげて。
　その後自分のを拭くと印象いいよ。

　で、眠いし賢者モードだろうけど、女の子の頭をなでたりキスしたり、
　すごくよかったとか、最高だったとか、愛してるとか、言葉をかけてね。

　あとは、イった後の女の子って腰が立たないことがあるから、
　布団をかけてあげたり、服を持ってきてあげたりしてあげて。
　それと、いっぱい叫んだあとは喉乾くから、お水もお願いするね。

　イったっきり全裸で爆睡したりしたらだめだよ。
　疲れてるだろうけど頑張ってね。事前に段取りしとくと楽だから。

　あ、あとは、彼女ちゃんとする時は、新品未開封のコンドーム用意してね。
　使いかけが出てきたら「おい〜昔の女の続きか〜」って思うからさ」

とちょっと厳しめに指導して、彼の初体験レクチャーは無事終了しました。

実際、そこまでアフターケアをしてくれる男性はなかなかいないのですが、
私との初体験をベースにこれから彼が女性と付き合っていくなら、
なるべくジェントルマン品質で送り出さねば！と思って、
女子の悲痛な願いを全て伝えたつもりです。

Oくんは

「あ〜もう本当にありがとう。今夜はこのまま一緒に寝ていいかな。
　新井のこと、好きになっちゃいそうだけど、それはだめってわかってるから、
　でも俺の初めての大事な人だから、抱きしめて寝たいよ」

と言ってくれて、私もそうしたい気分だったので、彼の腕のなかで一晩眠りました。

私も、25歳年上の愛人とか高校教師とか、そんなのばっかりだったので、
同い年の男の子と普通に付き合ったらこんな感じか〜、あったかいな〜と、
内心ちょっとじーんとしながら、体のほてりが冷める頃、眠りにつきました。

翌朝、朝マックを食べながらサークル仲間らしく（？）昨日の反省会をしました。
とにかく彼の自信がついたようで何よりです。
流れがわかったこと、何より私がちゃんと感じたことが、自信になったみたいです。

「余裕と自信があれば、女の子がガチガチでもリードしてあげられるから、
　そこは経験回数とか人数とかより、目の前の子への優しさが大事だからね。
　Oくんなら大丈夫だよ」

と伝え、「（童貞）卒業おめでとー！！！」と乾杯。
周りには、大学卒業おめでとう、に見えたと思います（笑）

そんなこんなで、数ある肉体関係のエピソードの中でも、
Oくんの初体験レクチャーは、優しさと誠実さに溢れていて、
いい思い出です。

私がどうして年齢の割に慣れているのか、普段の交際相手はなど、
話したくないことを聞かずにいてくれたのも助かりました。

Oくんは今、愛妻家の新婚さん。
あの彼女ちゃんとは別れて別の人と結婚したそうですが、
奥さんとは幸せな夫婦生活を送っていることを祈って、こっそり応援しています。

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