こんにちは!元風俗嬢でアダルトライターの百花繚乱です。
今回はアダルトなお話とは少々異なりますが、アングラ系の実体験談を書かせていただきましょうか。
最近になって「大麻グミ」といわれるものを、食べたり食べさせられたりしたせいで体調不良を起こし、救急搬送される人々が続出したというニュースは、すでに皆さま見聞きしていることと思われます。
実は……わたしも知らず知らずのうちに、信頼できると思っていたある知人男性に騙され、大麻グミを食べさせられちゃってたんです!
もちろん大麻グミの危険性がニュースで報道されるちょっと前の話なので、法律に反するようなことはしていません〜!むしろ騙されたので、言うなれば被害者なんですよ(涙)。
元ヤリマンの遊び人で元風俗嬢だということもあって、もとより大麻などには一般の人よりも詳しいはずの、このわたしが騙されるだなんて……。
一生の汚点(大げさ)なので、注意喚起のためにもコラムに残させていただきます!
現役のデリヘル嬢時代に、お客さまからリアル大麻をすすめられたという過去の体験談コラムもありますので、ご興味があれば下記リンクから読んでみてくださいね♡
今回指定薬物になった大麻グミは、HHCHというもの
今年11月ごろ、全国各地で大勢の人たちに健康被害を巻き起こし、TVニュースや各種メディアなどで大騒ぎされたのが、大麻グミ。
今回規制された大麻グミに含まれる「HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)」は、2023年12月2日から違法となりました。
吸ったり所持したりするのはもちろん、販売も譲渡も、購入してもいけません!
これに違反すると、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科されることになります。
大麻グミは、いわゆる危険ドラッグに指定されたというわけです。
危険ドラッグは合成化合物で、ヤバい混ぜ物をされている場合もあります。とても体に悪いことは、皆さまご承知の通り。
わたしも危険ドラッグという言葉さえなかった大昔、脱法ドラッグや合法ドラッグなどといわれていた商品を当時の彼氏と一緒に媚薬として摂取し、かなり怖い目に遭ったことがあります。
対するCBDとは?
「CBD(カンナビジオール)」は、大麻からとれるカンナビノイドという成分を使って作られた、オイル・クリーム・ドリンク・クッキー・ガム・グミなどをはじめとするさまざまな商品です。
大麻と聞くと危ない・怖いと思われる人もいるかもしれませんが、CBDはWHO(世界保健機関)からも安全性が認められている、体に害がないもの。
もちろん日本でも合法で、厚生労働省にも認可されているんです。
CBDにはリラックスや安眠効果、疲労回復、皮膚炎アレルギーや痛み止め作用などがあるほか、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、てんかんなど心身の病気にも効果的だといわれています!
すごいですよね~。ひと言でいえば、大麻成分の良いとこ取りをしたような商品で、世界中で愛用されているのがCBDです。
大麻グミを食べたら嘔吐が止まらなくなった
わたしには、よく行っていた港区某所の小さなバーがありました。酒クズなので飲み屋は大好きです(笑)。
ある夜ひょこりと顔を出してみたら、マスターとよく会う顔見知りの常連男性客だけしかいませんでした。
そのバーでは以前から、合法であるCBD商品を買うことができたのです。
「百花ちゃん、今日はCBDグミが入ったよ!」
マスターが笑顔でそう言い、飴ちゃんみたいにラップでくるんだ大粒のグミをひと粒だけ差し出してきます。もとのパッケージは見せてきませんでした。
横にいた常連さんがCBDの輸入販売業をしていると前々から聞いていたので、素直に受け取るわたし。
「5,500円…うーん、3,500円でいいか!百花ちゃんだから特別に原価にしてあげるよ」
グミひと粒ですよ?心の中で「たっけえ!!」と叫びましたが、なんだか断るのも悪いような言われ方をしたので、つい払ってしまいました(アホですはい)。
せっかくだからお酒を飲む場を楽しもうと、その場でひと粒の半分くらいをかじります。
次に気づいたときには脳の中はグルグル、足腰もフラッフラで、あまり記憶がありません。
電車で帰宅は無理だと判断はできたので、夫に急いで迎えに来てもらい、抱きかかえられるようにして車に乗り込み、やっとのこと家までたどり着いたのです。
すぐさまトイレに駆け込み、嘔吐に次ぐ嘔吐!それでもまた嘔吐!!
ものすごい目まいと吐き気はおさまることなく、朝がくるまで吐き続けたのです。
最後には胃液さえ出てこなくなり、内臓がひっくり返るくらい苦しい思いをしました。
しばらく経ち、何気なくTVをつけると
数日後、ニュースを見ようとTVをつけてみたところ、衝撃の事実が判明しました。
そうです。「イベントで10代から50代の人たちに大麻グミを配った男がいて、複数人が救急搬送された」という、例のニュースだったのです。
TV画面に映し出された大麻グミとやらは、わたしが信頼していたバーで購入したCBDグミと、どう見ても同じものでした……。
しかもスマホで「大麻グミ 相場」と恐る恐るググると、なんと国内のネット通販で10粒入りの1袋で7,000円程度だと書かれていたのです!なにが輸入販売業だ、転売ヤーじゃねーか!!
HHCHグミをCBDグミだと騙されたうえに、まんまとぼったくられた……。信頼を置いていた相手だけに、ショックは大きかったです。
元風俗嬢っぽい振る舞いや飲み方はしていなかったはずですが、隠しきれない「スレている感」が出ていて、つけこまれたのでしょうか?
まだ危険ドラッグとして禁止される前のことでしたが、きっとバーに来るお客さんたちに在庫を高額で売りさばいていたのだと想像できました。
調子に乗って堂々とプッシャーまがいのことをしていると、そのうちお縄になりますよ〜。
皆さまも、おかしなものを「合法だから大丈夫!」などの甘言に乗せられて安易に口にしないように、じゅうぶんに気をつけてくださいね。