動機はトラブル?芸能人のセックススキャンダルが表に出る理由

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動機はトラブル?芸能人のセックススキャンダルが表に出る理由

伊藤憲二 0 3,945 2016/01/20


「芸能人○○のニャンニャン写真がある」――週刊誌記者だった時、この手のタレコミはまともに耳を貸すだけ時間の無駄なガセネタばかり。

 全て嘘なら無視を決め込むのだが、ごくまれに本物の写真がある。タレコミ情報は真偽を見極められるまで取材を進めなければならない頭痛のタネだった。

ニャンニャン写真「発見」伝

 その代わり、鳥取砂丘で砂金を見つけるような作業で得た情報が本物だと喜びはひとしお。実際に身の回りで起きた例を一部紹介する。

その1:ロリータフェイスとHカップのギャップで人気上昇中だったグラビアアイドル・Aの元カレを名乗る男から拘束椅子にまたがり、手錠をはめられた姿の写真と証言を入手。

 事務所に問合せの電話をしたら言を左右にして明確な答えを得られなかった。
しかし数時間後、事務所のホームページから削除され、哀れA子は消息不明になった。

その2:アナウンサーからAV女優を輩出した、土曜午後11時の某バラエティ番組に出演していた素人(?)女性は、高級デリバリーヘルスで働いていた。

写真の持ち主はこの女性の常連。「彼女は本番嬢で、撮影した画像もあります!」と真実であることを強調していた。
調べると、果たして事実で直撃取材した数時間後にはホームページから存在を削除され、消息が分からなくなった。

その3:「セックススキャンダルがなければ作ればいいじゃない!」というデスクらの素敵なお言葉により、そこそこ名前の知られた女性に近づき自身で撮影。

 大金持ちだと経歴詐称をしまくって、クルパーな某グラビアアイドルを麻布のクラブにて鮮やかなお持ち帰りプレイを披露した。金持ちって、言葉の威力がすごい。

タレコミの動機はやはり金?

仮にも元恋人や崇拝していた対象のあられもない様をなぜたれこむのか。写真の提供者の心中は報復、妬み嫉みと人それぞれなのだろうが、主な動機は金だった。

大体の人間は自身のタレコミで大事になると良心が痛むのか、続報のためにコメントを求めたところ「もうお話する気になれません」と心の扉を閉める人間がいれば、「新しいネタになる写真あるんですが、○○万円で買い取ってくれますか?」と連絡してくる人間もいる。

 それを食い物にしてきた人間なので何ともいえないが、世間では雑誌も情報提供者のどちらも外道と言われる事柄なのだろう。



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この記事を書いた人

伊藤憲二

1980年生まれ。エロ本出版社で編集しながらバイト原稿に勤しみ過ぎて、そっちが本業に。ボーナス欲しさに新聞社へ入社するも、上司どもの眠たい「武勇伝」を聞かされる日々に嫌気が差し某県漁連の指定仲買人へジョブチェンジ。以後、魚とか文章とかを売る日々を送る。

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