【風俗講習】SMルームで講習!ドM風俗嬢をイジメまくった時の話
暇つぶしに事務所へ
新店の事務所下見の日、私は予定の時間まで現在の事務所で暇を潰していた。
『小野さん、ついに新店立ち上げらしいですね!おめでとうございます!』
時間つぶしがてらに新人スタッフへ仕事を教えている最中に唐突に声を掛けられる。
話しかけてきた大東は、頭を下げながら私の目を見つめてくる。
「ありがとうございます。今日事務所の下見に行く所なんですよ」
『いやぁ〜羨ましいです。私も早く独立したいですね〜』
「大東さんにはまだ独立の話回ってきてないんですか?」
『いやぁ業務がなかなか覚えられなくて、独り立ちはまだ難しいとオーナーに言われました』
大東はそう言いながら近くにあった椅子に座る。
彼は元々キャストのカウンセラーとして働いていた経験があるらしく、キャストの扱いには一目置かれていた。
が、それもカウンセラーとしての実績があるだけで、業務に関してはからっきしであったのだ。
大東のポンコツ加減
実際、この3ヶ月間で足手まといだと感じる事も多々あり、他の従業員も苛立ちを隠せていなかった。
顧客の予約時間を取り間違える、仕事をダブルブッキングさせる、パソコンすらまともに扱えない…
最早一般のスタッフであればクビになるレベルである。
『独立の前にさっさと業務覚えて下さいよ』
棘のある言葉で会話を遮ってきたのは、事務所の奥で写真修正をしていた和田である。
大東の仕事の出来なさに最も憤りを感じている人物だ。
『いやぁすいません和田さん。頑張ります』
ヘラヘラと笑いながら頭を下げる大東に、少しだけ目をやり、和田は修正作業を続ける。
大東はその怒りを察したのか、「自分は仕事頑張ってますよ」と言わんばかりにパソコンに向かい始めた。
和田と冗談交じりの会話
『まぁでも小野君が一番に独立だろうなとは思ってたけどね』
修正作業をしながら和田は私に話しかける。
「そうですか?業務内容で言えば完全に和田さんの方が上ですけどね(笑)」
『だって俺、女の扱い下手糞だもん。もう独立辞めてスタッフでいようかなぁ…』
「本気で言ってるんですか?」
『独立して落ち着いたら俺のこと雇ってよ(笑)』
「そうなるとやりにくくてしょうがないので辞めておきます。笑」
和田は冗談交じりに不満そうな顔をして修正作業を続けた。
確かにこの人が従業員として働いてくれれば百人力ではあるが、業務において実力が上の人間を雇うのはいささか気が引ける。
ふと周りを見てみると、全員がパソコンに向かい、キーボードを叩く音とマウスのクリック音だけが事務所に響いていた。
時計を見れば約束の時間まであと少し。静寂な雰囲気の中、私はその場を後にしたのだった。
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