あんな手でこんな手で……亀頭責めフェチ、ドSなワタクシ
自称・〇〇
とは何ともいかがわしい。
自称・フ〇ラの達人、ク〇ニのプロとか言ったって、一体全体何月何日いつどこで誰と何時何分に比べたんだい!とか思ってしまう筆者は夢が持てない淋しい人間です。
さて。そんな筆者ですが、「夢ならあるさ~♪きっとどこかの掃きだめに~♪」と自分を鼓舞し、ちょっとだけの夢を求めて「自称・女のプロ」という女性に会うことになりました。
むむ。自称・女のプロ…と、いうことは風俗嬢ってことなの…?
浅はかな筆者は、「女のプロ」との言い方にそのような第一印象を抱いたのであった。
「失礼かしらん…でも聞かねば…」と、どうにかひりだした「セックスワーカーとの違いはありますか?それとも全くの別物でしょうか…」と、ちょっとスカした言葉で〝自称・女のプロ〟の女性にメールで訊いてみました。
〝自称・女のプロ〟から返信が。
「女性としてプロ、ということです。あたくしは女としてプロですから、女のあたくしが男性に対して、何をするにしてもお代を頂く、と、そういう女でございます。セックスの場合にももちろん、頂戴致しますが」
う~ん。大・混・乱。
風俗と違うのか…。違わないのか…。
ハッキリしないまま、〝自称・女のプロ〟である女性にお会いしました。
名前はN美さん(仮名)本人に確認はしませんでしたが、おそらく、二十代だと思われます。二十代にあるまじき貫禄も携えておられましたが。でも二十代だと。筆者の勘は案外鋭いのです。「二十代に三千点!(古)」
N美さん、今現在の黒木瞳かんとくなら裸足で逃げ出すくらいの「いい女」でした。
若村麻由美の美&やや高慢な感じ(失礼)に、柳美里の陰気さ(失礼・2)をうっかり混ぜてしまった感じの雰囲気です。
言葉だと非常に怖いですね。
実物は良い意味で非常に毒っ気があってお美しいのです。一部男性は熱狂的に支持すると思いますね!
筆者、N美さんに今回の経緯を伝えます。
「朝晩新聞の社会面の取材です」
とか、嘘つこっかな~と思ったんですけど、一応、「風俗系サイトのコラムなんです」と本当のことを言いました。
結果として、小指第一関節分くらいの誠実な人間であれたような気がして(筆者が)良かったです。
そんな話はさておき。
午後三時、都内近郊のル〇アールで、筆者はN美さん(N美夫人とでも呼びたい感じです)に相談を持ちかけてみました。
「あのぉ…生活費に困っているのですが。手っ取り早く稼ぐにはどうにかならないでしょうか?」
頭を掻く筆者。
「どれくらい困ってるの?」とN美さん。
「えぇとですねえ、千円くらい…」と筆者が申しますと、N美さん、本家若村麻由美ばりに「ホホホホ」と高笑いで「千円お困りなのね…ホホホホ」
「そうなんです。毎日五百円で生活している身としては死活問題なんです」
「ご、ごひゃくえん~、ホホホホ(しばらく続く。N美さんのツボに入ったらしい)」
「千円、何に使っちゃったの?」とN美さん。
「ノリで政治団体に募金しちゃいました…」筆者のマジな返答に、
「へえ…」
N美さん、ちょっとつまらなそう…。ヤバイ。これじゃあ甘い蜜を吸う為のアドバイスを貰えんぞ!!
「五百円で生活している…」
「ホホホホ」
良かった機嫌が戻ったぞ。そして、N美さんはこう続けた。
「あたくしなら、千円、こう頂きます!!」
何やら〝極妻モード〟に入ったような目つきのN美さんは、目の前の紙ナプキンに何かを書き始めた。文字…? 何だか四角い文字のような図柄のような…?
N美さんは紙をこちら側に向けた。
素晴らしく綺麗な文字で
「唾」
と書かれていた。達筆のせいかとてつもない威圧感を覚えた。
筆者「…つば?」
N美さん「ホホホ。つば、です」
筆者「つ、つばをど、どうされるのです…?」
N美さん「その場で唾を飲ませてあげるなら、三千円。唾を瓶に詰めてあげるなら、小瓶で千円。アソコに引っかけてやるなら一万円かしら」
筆者「あ、アソコと言うと…もしや…」
N美さん「いやぁね。しらばっくれちゃってさ。どうせ中古おマンコのくせに!おチン棒よっ」
筆者「おチン棒!!!!!!!!!!!」
筆者、素人の投稿型官能小説の中でしか見たことがないですよ!「おチン棒」って!
でも「おちんぼう」と動くN美さんの唇のいやらしさと言ったら…ンもう!
その時には何となく聞きそびれていた「中古おマンコ」という言葉はネットでしか見たことがない。
韻を踏んでいるし、何かちょっといい言葉なんじゃないかと思いましたね。
「ちゅうこ~おまんこ~♪」って帰り歌ってましたから。
語呂のいい言葉って怖いですね。
マジでこんな女性が実在しているとは。
ルックスの素晴らしさと商人気質のノリとが入り混じって…るんだかどうか分かりませんが、とにかく記憶に残る女性でした。
さすが「女のプロ」
(ちなみに〝プロの女〟では駄目なんだそうです。本人曰く、「プロの女って言ったら…ねえ、なんかやらしいでしょ?」だ、そうです。)
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